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「超えるドラマはない」21年の年月を経てもなお“神ドラマ”と称される伝説作…視聴者「再放送してほしい」相次ぐ熱望の声

  • 2025.10.23

ドラマの中には、年月を経てもなお多くの人の心に残り、もう一度テレビで観たいと熱望される作品があります。今回は、そんな中から“再放送を望むファンの多いドラマ”を5本セレクトしました。本記事ではその第4弾として、ドラマ『プライド』(フジテレビ系)をご紹介します。氷上でぶつかり合う男たちの絆、そして不器用に惹かれ合う男女の恋…。放送から20年経った今も「もう一度観たい」と熱望される、その理由とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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竹内結子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『プライド』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2004年1月12日~3月22日
  • 出演: 木村拓哉(里中ハル 役)

実業団アイスホッケーチーム「ブルースコーピオンズ」のキャプテン・里中ハル(木村拓哉さん)は、チームの中心として信頼を集める花形選手です。どんな場面でも勝利を追い求めるストイックな性格で、「ホッケーの邪魔になるような恋はしない」と心に決め、恋愛をあくまでゲームのように割り切って生きていました。 一方、村瀬亜樹(故・竹内結子さん)は、海外に留学したまま帰ってこない恋人を信じて待ち続ける、ごく普通のOLです。そんなある日、亜樹は友人に誘われて観戦したアイスホッケーの試合で、ハルと出会います。試合後の祝勝会で偶然再会した二人は、ささいなきっかけから連絡を取り合うようになり、惹かれ合うように――。

しかし、ハルの心には、「女に惚れ込むとホッケー選手として弱くなる」という先輩の言葉が深く刻まれており、どこかで恋を恐れていました。幼いころ、母親が男を作って家を出て行ったという辛い過去もあり、「大切な人がいなくなる」ことへの恐怖から、本気の恋を避けていたのです。

そんなハルが亜樹に持ちかけたのは、「彼氏が帰ってくるまでの期間限定の恋」。あくまでゲームのように――そう割り切って始まった関係でしたが、互いの強さや弱さに触れるうちに、二人の想いは少しずつ本物へと変わっていきます。

やがて、亜樹の恋人が帰国するという知らせが届き、二人は約束どおり別れを選びます。けれども、心の奥ではお互いを忘れられず、すれ違いと葛藤の日々を送るのでした。

ハルはチームメイトの堀田大和(坂口憲二さん)や池上友則(市川染五郎さん)らに支えられながら、氷上での闘いと恋の狭間で苦悩します。
そして、ある事件をきっかけに留置所に入れられてしまうハル――。
仲間たちとの絆、そして亜樹への想いを胸に、ハルが最後に選んだ道とは――。

“Love & Fight”という言葉が示すように、愛とプライドをかけた熱い物語が繰り広げられます。

木村拓哉×竹内結子――“月9黄金期”の伝説ドラマ

ドラマ『プライド』は、2004年1月期にフジテレビ系「月9」枠で放送された、野島伸司さん脚本による青春スポーツラブストーリーです。舞台となるのは、実業団アイスホッケーチーム「ブルースコーピオンズ」。氷上の熱い戦いを軸に、仲間との絆や恋愛、そして“プライド”をかけた生き方が描かれています。

演出は映画『冷静と情熱のあいだ』『シュガー&スパイス 風味絶佳』『Dr.コトー診療所』などで知られている中江功さん、主題歌にはクイーンの『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』が起用されました。

主演を務めた木村拓哉さんにとっては、5度目の月9主演作。ヒロインの故・竹内結子さんをはじめ、坂口憲二さん、市川染五郎さん、佐藤浩市さん、中越典子さん、MEGUMIさんといった豪華キャストが顔をそろえました。

なかでも、竹内結子さんの存在感は特別で、「透明感があって本当にきれい」「最高に可愛かった」「素敵すぎる」といった称賛の声が多く寄せられています。

「Love&Fight」をテーマにした本作は、恋とスポーツを通して、人が信じ合い、支え合いながら成長していく姿を描いた作品です。野島ドラマらしい深い人間描写とリアルな葛藤が共感を呼び、放送から20年経った今も“色褪せない名作”として語り継がれています。

愛され続ける名ドラマ

2004年の放送当時、大きな人気を集めたドラマ『プライド』ですが、後に思わぬトラブルにも見舞われました。2019年、本作に出演していた新井浩文さんが強制性交容疑で逮捕されたのです。その影響でフジテレビは再放送時に新井さんの出演部分をすべてカットして放送することに――。

木村拓哉さん演じる里中ハルと留置所でやり取りするシーンなども編集で削除され、再放送ながら異例の対応となりました。

放送から20年が経った今も、多くの人の記憶に残り続けるドラマ『プライド』。「木村拓哉と坂口憲二が最高にカッコいい」という声の通り、氷上でぶつかり合いながらも、互いを信じ合う男たちの姿は、今見ても胸が熱くなります。

SNSには「キムタクと竹内結子は伝説のコンビ」「20年経っても色褪せない名作」「超えるドラマはない」「1番好きな恋愛ドラマ」「最高傑作」「何度でも観たくなる神ドラマ」といった声があふれています。そして、「再放送してほしい」という願いも絶えません。

氷上を駆け抜けた彼らの勇姿は、“再放送を望むファンの多いドラマ”として、今も語り継がれています。


※記事は執筆時点の情報です