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「民放最高峰のドラマ」「あまりに面白い」放送から18年 “驚異の完成度”を誇る名作…清純派女優の“度肝を抜く快演”光る平成ドラマ

  • 2025.10.23

日本が誇る国民的女優たちの圧倒的な存在感と演技力は、時に物語そのものよりも強く、私たちの記憶に刻まれます。観る者の心を鷲掴みにする迫真の表情、深く胸に響くセリフ回しの数々。今回は、そんな“国民的女優の名演技が見られる名作”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、新垣結衣さん出演の2007年放送ドラマ『パパとムスメの7日間』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“国民的女優の名演技が見られる名作”ドラマ『パパとムスメの7日間』

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「春の献血キャンペーン」記者発表会 1日献血応援隊長に任命された新垣結衣(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『パパとムスメの7日間』(TBS系)
  • 放送期間:2007年7月1日~8月19日

あらすじ

五十嵐貴久さんの同名小説を原作に、TBS系列放送で実写テレビドラマ化。

化粧品会社に勤める平凡なサラリーマン・川原恭一郎(舘ひろし)には大きな悩みがありました。それは、思春期真っ只中の高校生の娘・小梅(新垣結衣)から徹底的に疎まれ、かれこれ2年間も口を利いてもらえないことです。そんな気まずい関係が続いていたある日、2人は不慮の事故に巻き込まれてしまいます。

病院のベッドで意識を取り戻した川原親子を待っていたのは、信じられない現実でした。なんと、恭一郎と小梅の心と身体、つまり人格が入れ替わってしまっていたのです。見た目は娘で中身は47歳のサラリーマン、見た目は父親で中身はイマドキの女子高生。社会人として、そして学生としての生活を守るため、2人はこの異常事態を周囲に隠し通すことを決意します―。

ドラマ『パパとムスメの7日間』の見どころ※ネタバレあり

2007年に放送されたドラマ『パパとムスメの7日間』は、人格が入れ替わってしまうという王道のコメディでありながら、父と娘が入れ替わるという設定の斬新さが話題を呼び、傑作として知られています。冴えないサラリーマンの父と、思春期の娘が、互いの体で学校や会社生活に奮闘するドタバタ劇は、笑いだけでなく、次第に親子の絆が深まっていく感動も呼びました。その完成度の高さから、今なおSNSで「民放最高峰のドラマ」「あまりに面白い」といった称賛を寄せる視聴者も多くいます。

そんな本作で特に注目を集めたのが、女子高生の心を持つ父親役を演じた舘ひろしさんの衝撃的な演技です。ダンディなイメージの強い舘さんが、女子高生の人格を持った演技を披露するというだけあって、視聴者からは「舘ひろしが女子高生?!」「衝撃凄まじかった」という声が上がりました。しかし、舘さんの圧巻の演技力で繰り出される女子高生らしいキュートな仕草や話し方に、SNSでは「すごく女子高生だった」「舘さんの乙女演技が可愛かった」と絶賛の声が数多く寄せられました。

新垣結衣が父親と人格が入れ替わる女子高生役を熱演

ドラマ『パパとムスメの7日間』の成功の鍵を握っていたのは、舘ひろしさんだけではありません。当時10代でありながらも、女子高生の体に宿ってしまった“47歳のおじさん”という難役を見事に表現した新垣結衣さんの演技力も見どころです。単にガサツに振る舞うだけでなく、サラリーマン独特の歩き方や困った時に眉毛を八の字にする癖、丁寧すぎる言葉遣いなど、舘ひろしさん演じる父親の特徴を完璧にコピー。その驚異的な観察眼と再現力は、多くの視聴者の度肝を抜きました。

そして、“おじさん”になりきった演技のなかに、時折見え隠れする新垣さん自身の可愛らしさとのギャップに、SNSでは「男っぽいガッキー可愛い」「このドラマの演技でファンになった」といったコメントが寄せられるなど、その魅力の虜になるファンが相次いだようです。新垣さんが、女優として“覚醒”した瞬間が見られる作品となっています。

ドラマ『パパとムスメの7日間』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“笑顔と感動に包まれた父と娘の奇跡の7日間”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です