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「地上波ギリギリ」「あまりに過激」“度肝を抜く生々しさ”に視聴者騒然…「惚れるわ」出演女優が“体当たり演技”で魅せた名ドラマ

  • 2025.10.23

結末を知っているはずなのに、なぜか繰り返し観てしまう不思議な魅力を持った作品。巧みに張り巡らされた伏線や、観るたびに新たな発見があるセリフの数々といった奥深い作り込みが、私たちを飽きさせることなく、何度でも物語の感動と興奮を味あわせてくれます。今回は、そんな“何度観ても面白い名作”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2023年放送のドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』(ABCテレビ・テレビ朝日ほか)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“何度観ても面白い名作”ドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』

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ミュージカル「赤毛のアン」の製作発表に参加した美山加恋(C)SANEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』(ABCテレビ・テレビ朝日ほか)
  • 放送期間:2023年7月8日~9月23日

あらすじ

緒之さんの同名漫画を原作に実写テレビドラマ化。

かつて同じカフェバーでアルバイトをしていた新田康祐(佐藤大樹)平田早苗(美山加恋)橋本明日美(工藤遥)横山直己(松岡広大)宮下一真(曽田陵介)ら5人の男女。25歳、通称“アラウンドクォーター”を迎えた彼らは、今もこの店に集まり、学生時代と変わらない時間を過ごしていました。

しかしある夜、早苗が高校時代から8年間付き合った恋人との突然の破局を告白したことで、一見陽気に見える彼らがそれぞれ隠していた悩みが顔を覗かせ始めます。その帰り道、早苗はチャラいと思っていた康祐に、勢いで性行為の良さがわからないと本音を打ち明けてしまいます。すると康祐は「今からふたりで試してみる?」と衝撃的な一言を投げかけ、この言葉をきっかけに、惑い、悩み、過ちを繰り返すアラウンドクォーター世代の、リアルな恋愛模様が動き始めます―。

ドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』の見どころ ※ネタバレあり

2023年に放送されたドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』は、挑戦的な描写で大きな話題を呼びました。物語は、主人公の康祐と早苗がベッドを共にするところから始まるという、深夜ドラマならではの過激な展開で視聴者の度肝を抜きました。その後も、25歳という微妙な年齢の男女5人が抱える、性愛や恋、人生に対するリアルな悩みを包み隠さず描いており、その生々しい描写にSNSでは「冒頭から刺激的すぎ」「地上波ギリギリ」「あまりに過激」と評されるほどでした。

しかし、本作の魅力は単なる過激さだけではありません。刺激的な描写の先にある、アラサー世代の若者たちの等身大の葛藤が、視聴者の共感を呼びました。仕事や恋愛に悩み、惑いながらも、必死に自分の人生と向き合おうとする登場人物たちの姿は非常にリアルで、いつしか自分のことのように物語に引き込まれていきます。SNSでは「かなり面白い」「のめり込みました」といった声が相次ぎ、現代を生きる若者たちの心を捉えた作品として高く評価されました。

美山加恋の体当たり演技に視聴者「衝撃」「めっちゃ身体張ってた」

25歳前後(アラウンドクォーター)の男女5人が直面する、恋と人生の壁を描いて話題となったドラマ『around1/4』。本作でヒロインを務めたのが、かつてドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』で天才子役として日本中を涙させた美山加恋さんです。当時、美山さんの演技に心を鷲掴みにされた視聴者からは「大人の女性になっててびっくり」「まだ子役のイメージある」といった声が上がるなど、時の流れを感じさせました。

そして、視聴者が驚いたのは、美山さんの成長した姿だけではありませんでした。本作で美山さんが演じたのは、控えながらもチャラ男の主人公に心も体も奪われていく女性という、これまでのイメージを覆すような役柄。圧巻の演技力に磨きをかけつつも、体当たりの演技も辞さない大胆な挑戦にも大きな衝撃が走りました。SNSでは「めっちゃ身体張ってた」「惚れるわ」といった声が寄せられるなど、子役時代からの飛躍ぶりに驚愕する視聴者が多く見られました。

ドラマ『around1/4(アラウンドクォーター)』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“男女5人のリアルでビターな群像劇”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です