1. トップ
  2. 「直視できない」「前代未聞の過激さ」“限界を攻めた生々しさ”に視聴者絶句…だけど「ガチで最高」観る者を魅了する至高映画

「直視できない」「前代未聞の過激さ」“限界を攻めた生々しさ”に視聴者絶句…だけど「ガチで最高」観る者を魅了する至高映画

  • 2025.10.10

邦画には、観る者の心に深い爪痕を残すほど強烈なインパクトを持つ作品が存在します。容赦のないバイオレンスや、人間の心の闇をえぐり出すような描写。それらの過激なシーンは、単なるショック描写に留まらず、物語に凄まじい緊張感とリアリティを与え、作り手の覚悟さえ感じさせます。今回は、そんな“過激シーンが強烈な邦画”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2020年公開の映画『性の劇薬』(フューチャーコミックス)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“過激シーンが強烈な邦画”『性の劇薬』

undefined
DVD発売イベントを開催した階戸瑠李さん(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『性の劇薬』(フューチャーコミックス)
  • 公開日:2020年2月14日

あらすじ

水田ゆきさんの同名漫画を原作に、城定秀夫さん監督・脚本で実写映画化。

完璧な人生から転落し、絶望の淵に立たされたエリートサラリーマンの桂木誠(渡邊将)。彼がビルから身を投げようとしたその時、謎の男・余田龍二(北代高士)が現れ、「捨てるなら…その命、俺に寄こせ!」と告げます。余田の指示に従い、一命を取り留めた桂木でしたが、それは恐ろしい監禁と調教生活の始まりでした――。

映画『性の劇薬』の見どころ ※ネタバレあり

映画『性の劇薬』は、ボーイズラブ作品の枠を超えたR18+指定の衝撃作です。本作の評価を語るうえでまずあげられるのが、徹底した性的・暴力的描写。観客から「過激すぎて直視できない」「前代未聞の過激さ」といった声が上がるほど、限界を攻めた刺激の強い要素が、一切の妥協なくスクリーンに映し出されます。官能的な描写と巧みな物語構成を両立させ、多くの映画ファンを魅了している城定秀夫監督ならではの魅力が詰まっている作品です。

一方で、過激な描写の先に描かれる人間の心の再生を描いた深い物語が見どころ。自ら死を選ぶほど絶望の淵にいたエリートサラリーマンが、歪んだ関係性のなかで生きる意味を見出していく過程は、観る者に強烈な印象を残します。単なる刺激的な作品に留まらない、人間の孤独や生への執着を問う物語性に、SNSでは「とても深い作品」「かなり響いた」「好きすぎる…」「ガチで最高」など、絶賛する声が寄せられていました。

演技で観客を魅了も…突然の訃報に「本当に残念」

映画『性の劇薬』では、主演俳優たちの体当たりの演技が注目されるなか、物語の鍵を握る人物の綾香役を演じた故・階戸瑠李さんが高い演技力を披露しています。グラビアモデルとして活動しながら、映画『娼年』や『うそつきパラドクス』、ドラマ『全裸監督』など、数々の有名作に出演し、女優としても着実にキャリアを重ねていた階戸さん。本作でも、そのミステリアスな美しさと確かな演技力で抜群の存在感を発揮し、物語に深い奥行きを与えました。

しかし、本作の公開から間もない2020年8月、階戸さんは31歳の若さで急逝されました。この突然の訃報は、階戸さんの才能を改めて認識した多くのファンに大きな衝撃を与え、SNSでは「本当に残念」「まだまだ活躍を見たかった」と、その早すぎる死を惜しむ声が溢れました。貴重な遺作のひとつとなった本作で、主演俳優たちに負けないほどの輝きを見せた階戸さんの演技にも注目です。

映画『性の劇薬』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“劇薬のような愛と結末”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です