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「今では地上波放送は無理」“再放送は不可能”と囁かれる衝撃作…だけど「最高傑作の連ドラ」放送から30年、語り継がれる至高作

  • 2025.10.12

コンプライアンスが重視される現代のテレビでは到底放送できない、表現の限界に挑むような凄まじい熱気に満ちた作品が数多く存在しました。今の基準では放送できないかもしれませんが、だからこそ描けた人間の本質や深い物語がありました。今回は、そんな“令和じゃ放送できない名作”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、1995年放送のドラマ『星の金貨』(日本テレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“令和じゃ放送できない名作”ドラマ『星の金貨』

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酒井法子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『星の金貨』(日本テレビ系)
  • 放送期間:1995年4月12日~7月12日

あらすじ

北海道の診療所で看護見習いとして働く、耳と口が不自由な倉本彩(酒井法子)は、そこで働く医師・永井秀一(大沢たかお)と恋に落ちます。秀一は東京の大病院の跡取りでしたが、父に反発して家を飛び出していました。

やがて秀一は東京へ戻ることを決意しますが、その直後、彩の前から姿を消してしまいます。彼を追って上京した彩がようやく見つけ出した秀一は、事故によって記憶を失っていました。愛する人が記憶を失い、次々と訪れる過酷な運命に翻弄されながらも、ひたむきな愛を貫く彩の姿を描いた物語―。

ドラマ『星の金貨』の見どころ※ネタバレあり

1995年に放送され、社会現象を巻き起こしたドラマ『星の金貨』は、その過激な内容から、現代の価値観で見ると賛否が分かれる作品です。登場人物たちの激しい感情のぶつかり合いが、現代の基準ではハラスメントと捉えられかねない演出となって映し出されます。90年代という時代ならではの良くも悪くも生々しく過激な人間ドラマに、SNSでは「コンプラ的にもう放送出来ないドラマ」「今では地上波放送は無理」といった声があがっており、地上波での“再放送は不可能”と囁かれています。

一方で、酒井法子さん演じる耳と口が不自由なヒロイン・彩が、逆境のなかでもひたむきに愛を貫く様子は見どころです。大沢たかおさん、竹野内豊さん演じる兄弟との間で揺れ動く切ない三角関係に胸を打たれることでしょう。ファンからは「名作」「何度も観た」「最高傑作の連ドラ」といった声が多く寄せられており、時代を超えて愛される不朽の恋愛ドラマであることが伺えます。

田中美奈子演じるキャラクターが話題に

酒井法子さん主演で、聴覚障害を持つヒロインの一途な愛を描き大ヒットしたドラマ『星の金貨』。この美しいラブストーリーに、強烈なスパイスを与えていたのが、田中美奈子さん演じる小泉美和の存在です。美和は自身の欲望や願いを叶えるためなら卑怯で意地悪な手段もいとわない性格の悪さが目立つものの、芯があってどこか憎みきれない魅力を併せ持ったキャラクターとして描かれています。

そんな美和を、田中さんは高い演技力で体現しました。田中さんの芝居に対し、視聴者からは「怖い」「敵か味方か分からない」といった声が寄せられるほど、鮮烈な印象を残したようです。純粋なヒロインと対照的な、美しくも恐ろしい“小悪魔”的なキャラクター。田中美奈子さんが演じた小泉美和がいたからこそ、本作は単なる感動の恋物語ではない、深みのある人間ドラマとして輝きを放ったのです。

ドラマ『星の金貨』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“色褪せることのない純愛物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です