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「不適切にも程がある」「ありえなさすぎ」放送から32年、今なお語り継がれる“攻めた脚本”…だけど「最高傑作」大絶賛の名ドラマ

  • 2025.10.11

コンプライアンスが重視される現代のテレビでは到底放送できない、表現の限界に挑むような凄まじい熱気に満ちた作品が数多く存在しました。今の基準では放送できないかもしれませんが、だからこそ描けた人間の本質や深い物語がありました。今回は、そんな“令和じゃ放送できない名作”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、1993年放送のドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“令和じゃ放送できない名作”ドラマ『振り返れば奴がいる』

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『振り返れば奴がいる』制作発表会見に参加した松下由樹(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)
  • 放送期間:1993年1月13日~3月24日

あらすじ

アメリカの大学病院から天真楼病院に着任した正義感の強い医師・石川玄(石黒賢)は、そこで衝撃的な光景を目の当たりにします。患者を救うことよりも己の技術力を優先する、冷徹な天才外科医・司馬江太郎(織田裕二)がいたのです。

外科部長の中川淳一(鹿賀丈史)がその非情な行いを見て見ぬふりをするなか、2人は同じ医療チームとして働くことになります。患者の命を第一に考える石川と、非情なまでの現実主義者である司馬。決して交わることのない2つの正義が、病院を舞台に激しく衝突していきます―。

ドラマ『振り返れば奴がいる』の見どころ※ネタバレあり

脚本家・三谷幸喜さんが手掛けた異色の医療ドラマ『振り返れば奴がいる』は、織田裕二さんと石黒賢さんが演じる2人の外科医の壮絶な対立を描いた作品です。織田さん演じる冷徹で非情な天才外科医・司馬と、石黒さん演じる正義感あふれる熱血漢・石川という、まさに対照的な2人の主義や信念が激しくぶつかり合う様は見応え抜群。善と悪、光と影として描かれる2人のカリスマ的な魅力と、彼らが繰り広げる緊迫した心理戦が、多くの視聴者を惹きつけました。

しかし、1993年の作品ということもあり、SNS上では「不適切にも程がある」「コンプラ違反」「ありえなさすぎ」といった声が上がるほど、現代の価値観とは大きく異なる過激で破天荒な内容となっています。パワハラ・モラハラ・セクハラと何でもありな演出は、フィクション作品として深みや面白さを与える重要な要素となってはいるものの、現代の価値観を持つ視聴者には驚愕するものだったようです。

「度肝抜かれた」松下由樹の存在感

織田裕二さんと石黒賢さんが演じる2人の天才外科医の熾烈な対立を描き、90年代を代表する大ヒット作となったドラマ『振り返れば奴がいる』。そんな2人の強烈な個性のぶつかり合いのなかで、勝るとも劣らないほどの存在感を放っていたのが、当時若手女優であった松下由樹さんです。ベテラン俳優として名高い松下さんの初々しさのある可愛さと凛とした美しさに、SNSでは「びっくりするほど可愛い」「度肝抜かれた」と多くの視聴者が心を奪われました。

また、可愛さや美しさだけでなく、主役2人に翻弄される心の機微を繊細に表現した卓越した演技力も高く評価されています。スター俳優を相手に一歩も引けを取らない存在感と、それを裏付ける確かな演技力。視聴者からは「松下由樹の演技力があってこそ」「演技力が凄い」など、松下さんの芝居がドラマのクオリティを支える重要な柱であったと絶賛する声が上がっていました。

「史上最高傑作」と称されるドラマ『振り返れば奴がいる』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“2人の天才外科医の壮絶な戦い”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です