「何に見える？」あなたが”後回しにしがちなこと”がわかる心理テスト

私たちは日常生活の中で、「本当は今すぐやるべき」と頭では理解していながらも、つい他のことに手をつけてしまったり、スマートフォンを眺めてしまったりと、物事を「後回し」にしてしまうことがあります。

後回しにする行動の裏には、多くの場合、心理的な要因が隠されています。それは、失敗への恐れかもしれませんし、完璧主義のあらわれかもしれません。あるいは、単純に物事への興味が持てず、モチベーションが湧かないからという理由も考えられます。

この心理テストでは、一枚の抽象的な図形があなたの目にどう映るかを通して、あなたの深層心理が「何を避けようとしているのか」を探っていきます。あなたが無意識のうちに後回しにしがちな、心の奥底にある課題やテーマが明らかになるかもしれません。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1. 脳

2. カリフラワー

3. 宇宙人

4. 植物の根っこ

「脳」に見えたあなたは、頭の中を整理整頓することを後回しにしがちな状態かもしれません。「脳」は思考や情報、アイデアの象徴です。あなたは、次から次へと考えが浮かんだり、多くの情報をインプットしたりして、頭の中が少し散らかった状態になっているのではないでしょうか。

やるべきタスクや新しいアイデア、将来への不安などが混在し、何から手をつければ良いのか分からなくなっているようです。その結果、「考えること」自体に疲れを感じ、最も重要な「思考を整理する」という作業から目をそらしてしまいがちなのでしょう。

まずは、頭の中にあることをすべて紙に書き出す「ブレインダンプ」を試してみるのがよさそうです。大小関係なく書き出すことで、頭の中が可視化され、客観的に自分の状況を把握できるでしょう。

「カリフラワー」に見えたあなたは、日々の生活を丁寧に営むことを後回しにしがちな状態かもしれません。カリフラワーは日々の食材であり、細かな房が集まって形作られています。あなたは、効率やスピードを優先し、細かな部分をおろそかにしてしまっているのではないでしょうか。

本当は、栄養バランスの取れた食事を自炊したり、部屋を隅々まで掃除したり、季節の花を飾ったりするような「丁寧な暮らし」に憧れを抱いているようです。しかし、日々の忙しさを理由に、心の余裕を持つための行動を先延ばしにしているのかもしれません。

完璧を目指す必要はありませんので、まずは週末に一つだけ、時間をかけて料理をしてみるなど、小さなことから始めてみるとよさそうです。お気に入りのカップでゆっくりとお茶を飲む時間を作るだけでも、心に潤いが戻ってくる感覚を得られるでしょう。

「宇宙人」に見えたあなたは、自分とは異なる価値観を持つ人や、少し苦手意識のある人との対話を後回しにしがちな状態かもしれません。「宇宙人」は、未知の存在や、理解しがたい他者の象徴です。

仕事上の必要な連絡や、避けては通れない話し合いであっても、「うまく伝わらなかったらどうしようといった不安が先に立ち、連絡するタイミングを逃してしまいがちなようです。

無理に相手を理解したり、仲良くなったりする必要はないでしょう。まずは、挨拶や業務連絡など、必要最低限のコミュニケーションを「事務的に」こなすことを意識するのがよさそうです。感情を切り離し、「伝えるべきことを伝える」という目的だけを果たすようにしましょう。

「植物の根っこ」に見えたあなたは、物事の根本的な原因と向き合うことを後回しにしがちな状態かもしれません。「根っこ」は物事の土台や、普段は見えない本質的な部分を象徴しています。あなたは、問題を引き起こしている「本当の原因」を探ることを避けているのではないでしょうか。

例えば、何度も同じようなミスを繰り返してしまう時、その場しのぎの対策はするものの、「なぜ自分はいつもこうなってしまうのか」という深い自己分析を面倒に感じているようです。根本原因と向き合うことを無意識に先延ばしにしているのかもしれません。

問題が起きた時は、「なぜ？」と自問する癖をつけてみるとよさそうです。すぐに答えが見つからなくても、「その原因の、さらに奥にある原因は何か」と考える習慣を持つことが大切です土台となる部分に目を向けることで、同じ問題を繰り返さないための解決策が見えてくるでしょう。

ライター: Kazuhide.Y

公認心理師、心理学ライター。心理学を「ちょっと難しい学問」ではなく「毎日の生活に役立つ知識」としてお届けします。あなたの心が少しでも軽くなるような、そんな情報発信を目指しています。