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「ピンポーン」ママ友からの執着が忍び寄る…家を教えていないのに訪問され恐怖|ママ友に執着された親子

  • 2025.9.20

理沙さんとの関係に違和感を覚えつつも、断ち切る勇気が持てずにいた美咲。しかし遊びの誘いを断ると、彼女は食い下がり、さらには私の生活に踏み込むようなメッセージを送りつけてきます。そして週末、家族で外出した隙に「車が無かったね」と添えられた自宅の写真が届いたのです。背筋が凍るその一枚は、これまでの違和感が確信に変わる瞬間でした。やがてインターホン越しに聞こえてきた声に、美咲は言葉を失います。『ママ友に執着された親子』をごらんください。

赤の他人の子どもや家の写真を共有してきた理沙さんに、強い違和感を抱き始める美咲。さらに家庭事情を詮索され、不気味さが募っていきます。

勇気を出した断りのメッセージ

ママリ

金曜日の夜10時過ぎごろ。陽向の寝かしつけを終え、リビングに戻ってスマホを取ると、ロック画面の通知バッチが目に入る。

「今週末も公園で子どもたち遊ばせよ〜」
「はぁ……」

大きなため息をひとつ吐いて、スマホの画面を伏せてテーブルに置く。理沙さんとの価値観の確執を自覚してからというもの、私は彼女からの遊びの誘いや私の家庭事情への詮索が億劫に感じ始めていました。「このまま彼女の言うままに付き合い続けたら、プライバシーも無くなるのではないか」そんな危機感が募りつつあったのです。

それに、仲良くなった当初のことが過ぎる。自分の子どもの間違いをうやむやにしたこと。あれがもし故意であれば今後、子ども間のトラブルが起きた時に非がなくても責められてしまうのではないか。そうなってからでは遅いと、私は次第に彼女に対して警戒心を強めていました。

そんな思いが募っていた今週。休みを取った理沙さんの旦那さんが公園遊びに来ていました。私は旦那さんに、彼女の最近の様子を相談する絶好の機会だと思い、タイミングを伺っていました。しかし、家族3人の仲睦まじい様子を目の当たりにして、どうしても水を差せず、私は口籠ることしかできませんでした。

「少しずつ減らしてくしかないかなぁ……」

天井の照明をぼんやり見ながら一言つぶやく。直後に私は勢いをつけて、一息で理沙さんに「明日は家族とお家で過ごそうと思ってるの。ごめんなさい」とお断りのメッセージを打ち込み、送信しました。「これで良し……」そう自分に言い聞かせて、まったり時間を過ごそうとスマホで動画を見始めました。しかし、間も置かず通知のバイブと音とともに、画面上部に通知バッチが映り込んできました。

「えぇ〜。明日はよく晴れるみたいだし、旦那さんも連れて公園で遊んだら?」

何となく予想はしていたけど、案の定食い下がられてしまい、楽しみにしていた動画も途中で視聴を止めました。

「やっぱりダメかぁ……」

返信をしても、また粘られてしまいそう……。もう一度丁重にお断りする労力を考えただけで気が重くなりました。私はそのメッセージを未読無視し、しばしの夜更かしの後、眠りにつきました。

背筋を凍らせた“自宅の写真”

ママリ

翌日の午前中。急な買い出しの用事ができて、家族で買い物に出かけた時のことでした。買い物を終えて自宅へ向かう車中で私のスマホの通知が鳴りました。妙な胸騒ぎがして、恐る恐るロック画面を見ると理沙さんからのメッセージの通知が表示されました。

「車、無かったね。お出かけ?」

メッセージとともに添付された写真には、わが家の駐車場が写っていました。見慣れた自宅の景色に背筋が凍り、言葉を失いました。私は焦りのあまり、車中から周囲を見渡しましたが、理沙さんらしき人影は見当たりませんでした。自宅の場所は理沙さんはもちろん、他のママ友にも教えていませんでした。会話の中で地域やよく使うスーパーの話題は出してたけど、まさか、その情報から……?そう考えた途端、私は理沙さんのこれまでの言動に狂気を覚えました──。

不安からくる寒気と胸のざわつきを抱えながら、車は自宅に到着しました。あたりを見渡しつつ、慎重に車を降りる私。

「どうしたの?そんな辺り見まわして」

夫からの声かけに思わずビクッと反応する。様子のおかしい私に夫は眉を顰めていたけれど、私はなぜか反射的に「なんでもない」と微笑み返しました。

予告なく鳴ったインターホン

ママリ

そそくさと自宅に入った後も、私は落ち着かない気分でした。思い返せば、昨晩未読無視したメッセージは朝のバタバタで未だ既読すらつけていませんでした。ただ、そうだとしても自宅を探して来るなんて。それに、実は自宅はずっと前から知られていた……?悪い方向への勘繰りが止まらずにいた時、インターホンが鳴りました。

「あ、俺出るわ」

夫がモニターを確認する。マイクをオンにして漏れ聞こえてきたのは、聞き覚えのある、穏やかな女性の声でした。

「美咲、お客さん。前話してたママ友の川村さん?」

その瞬間、身震いしそうなほどの衝撃が身体を硬直させました。とうとう彼女は、事前の予告もなく、私の自宅にまでやって来るようになったのです。

あとがき:越えてはならない一線を越えた時

友好関係の名のもとに、断りや境界線を無視して迫ってくる理沙さん。写真を送り、予告なく訪ねてくるその行動は、単なる好意では済まされない「侵入」でした。ママ友関係だからこそ切り離しにくい中で、美咲の心には確かな恐怖と不信感が芽生えます。違和感から始まった執着の影は、いよいよ美咲の日常を侵し始めていました。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:tenkyu_writing

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