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夫の彼女!?「早く別れて♡」離婚に応じ、同じ職場に復職。会議室が2人の“公開処刑”の舞台に!

  • 2025.9.20

私は30歳の専業主婦。3歳年上の夫とは、父が経営する会社で働いていたころに出会いました。社内恋愛の末に結婚し、夫の希望もあって私は退職。専業主婦として平穏な日々を送っていたのですが、その生活は、ある日を境に一変しました。

突然、玄関先に現れた「彼女」

ある日の昼下がり。掃除と洗濯を終え、買い物に出かけようとしたとき、玄関のチャイムが鳴りました。インターホンをのぞくと、見知らぬ若い女性が立っています。

「あなたが◯◯くんの奥さん? 私、彼の彼女なんだけど」

状況がのみ込めず絶句しましたが、まずは落ち着いて対応を、と思い「よくわかりませんが、話は夫から聞きますので、お引き取りください」と告げました。

しかしその女性――A美さんと名乗る彼女は、「これ以上長引くのがイヤだから私が直接伝えに来たの!」と玄関先から動こうとせず、自らの口で関係を語り始めました。

彼女は、夫と同じ会社(つまり私の父の会社)に務める従業員であり、夫が彼女の教育係だったことや、入社してすぐ夫に好意を持ったこと、そして付き合い始めてからすでに1年ほど経っていることなどを、悪びれた様子もなく話してきたのです。

あまりに唐突な展開に信じがたかったですが、最後には「早く離婚してね」と笑いながら立ち去っていきました。

「バレたなら仕方ないか」開き直る夫

夜になり、夫が帰宅。A美さんの来訪について話すと、顔がみるみる青ざめました。

「え、A美って……、家に来たの?」

その様子を見て、彼女が話していたことは事実なのだと悟り、私の中で何かが音を立てて崩れていきました。

夫は最初こそ焦っていたものの、すぐに落ち着きを取り戻し、「バレたなら仕方ないか。離婚する?」とあっさり開き直ります。

さらに、「やっぱりちゃんと働いて自立してる若い女性のほうが魅力的だよな〜」と言い放ったのです。

私は怒りを抑えながらも冷静に、「離婚でいい。でも条件がある」と返しました。

その条件とは、「私が元の会社に復職すること」。

一瞬驚いた夫でしたが、父の会社であることを知っているからか、「え、それでいいの? じゃあそうしよう」と軽く受け入れました。

「まぁ働き始めたって、もう俺の心は戻らないけどね〜」と嫌みを言う夫に、「慰謝料についても請求するつもり」と伝えると、「はいはい、お安いご用」と軽い返事。

私たちはそのまま離婚し、私は元の職場に復帰することにしました。

普通なら浮気した元夫と不倫相手がいる職場なんて避けたいと思うでしょう。しかし、父が創業した会社であり、私自身も新卒からずっと働いてきた大切な場所。

裏切られたからといって、すべてを手放すことはしたくありませんでした。自分の誇りやキャリアを、他人の不誠実で終わらせたくなかったのです。

離婚の原因は妻!?いつの間にか悪者に…

復職して数カ月。ある日、同期のひとりが軽い調子でこう言ってきました。

「◯◯さん(元夫)から聞いたよ。あなたが浮気して離婚になったって本当?」

あまりの話に絶句。「えっ、逆だよ。浮気したのはあの人」と伝えると、「やっぱりそうなんだ……。◯◯さん、嘘ついてまわってるよ」と納得したような表情を浮かべていました。

夫は、自分の浮気をごまかすために私に罪をなすりつけていたのです。

ある日、会議の場で部長がこう告げました。

「今回の新体制では、営業と管理の両部門をまとめるリーダーに、□□さん(私)を任命します」

そのとき、A美さんが声を上げました。

「えっ? ブランクのある人がリーダーなんておかしいです! ◯◯さん(元夫)のほうが適任ですよ!」

部長が静かに続けます。

「今回の任命は、公平な評価に基づいて決めたものです。それと、◯◯さん(元夫)とA美さんについて、社内調査の結果をご報告しておきます」

元夫と不倫相手の不正が発覚!

一瞬、周囲がざわつきました。

「2人が業務とは無関係の出張や飲食費を、経費として申請していた事実が判明しました。しかも、それが私的な交際に使われていたと見られる支出で、明らかに社内規定に反しています」

表情がみるみる青ざめていく元夫とA美さん。

部長はさらに言葉を続けました。

「一方、□□さん(私)は、ブランクがありながらも復職後にすぐ成果を出し、部署間の調整でも力を発揮してくれています。この人事は、私情ではなく実績と適性を評価した結果です」

その場にいた他の社員たちも静かにうなずき、今回の人事に納得しているようでした。

その後、元夫とA美さんは、社内規定違反が問題となり、それぞれ異動という形で処分を受けました。

私自身は、復職後に新しい業務にも真摯に取り組み、今はリーダーとして忙しい日々を過ごしています。

もちろん、あの2人のことを完全に割り切れるわけではありませんが、それに執着しても仕方ありません。

大切なのは、自分の立場と仕事に集中すること。人にどう思われるかより、自分がどうありたいかを考えて働くこと。

そう思えるようになった今、ようやく私は前を向いて進めている気がします。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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