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【安達祐実】が語る“心を開く力”──協調することで広がった視界と日常の幸せ

  • 2025.9.6

子役時代から走り続け、43才を迎えた安達祐実さん。これまでさまざまな人生での大事なポイントを通過してきた安達さんが、大事な居場所を作るためにたどり着いた考えについて教えていただきました。


自らオープンになれば、受け入れてくれる人は意外と多い

人生で大事なポイントを通過する時、そこを足早に素通りするか、立ち止まって気づきを得るか。安達さんは、間違いなく後者のタイプ。
「たとえば相手がわたしのことを理解できないとしたら、それはわたしが心を開いていないからだ、と気がついたんです。自らがオープンになって、『わたしはこういう人間です』と開示すれば、そのまま受け入れてくれる人は自分が思ってるよりも実はたくさんいるんですよね」

Tシャツ2万900円、黒スカート5万5000円(ともにガニー/ガニー 渋谷パルコ) 緑スカート2万5300円(ベッド&ブレックファスト/グリードインターナショナル) 靴2万3100円(キーン/キーン・ジャパン合同会社) キャップ8250円(ザ ファクトリー メイド/中央帽子) ネックレス1万6500円(ニンファ ハンドメイド/グレープヴァイン バイ ケイスリー)

「仕事の面でも20代の頃は、ひとり勝ちしようと尖っていた時期もあったのですが、30代になり、脇役としての役割やおもしろさが段々わかるようになって、視界が大きく開けてきました。周りと協調すれば、それが誰かを引き立てることになるし、全体がよくなれば、焦らずとも自分もそのステージに上がっていける。だからこれからも、自分から心を開くことを忘れずにいたいです」

仕事は「ひとり時間」。子どもとの時間が癒やし

作品にコンスタントに出演している多忙なイメージだが、実際〝ひとり時間〞はあるのだろうか。
「子どもと過ごす時間が好きなのもあって、自分だけの時間がほしいとはあまり思わなくなりました。仕事をひとり時間として捉えているので、仕事が息抜きになっていると思います。仕事でがんばって、おうちで子どもたちに癒され、夜中に大好きなドキュメンタリー番組を観る。そういう何でもない日常で、疲れもストレスも全然チャラになるんです」

【PROFILE】安達祐実(あだち ゆみ)
1981年9月14日生まれ、東京都出身。俳優。2才からキッズモデルとして活動を始め、1994年、12才で主演した『家なき子』(日本テレビ系)が大ヒットし社会現象となった。以後、幅広い役をこなす実力派俳優として数々のドラマ、映画、舞台に出演。ファッションブランド『虜 To rico』、コスメブランド『Upt』のプロデュース等、活動は多岐にわたる。


撮影=生田昌士〈hannah〉 スタイリング=船橋翔大ヘア&メイク=林由香里 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2025年9月号より

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