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人間は「4週間」というタームで習慣を作りやすいから。ベルリンに帰って、日常に戻るためにまずやったこと【タベコト in Berlin・107】

  • 2025.9.7

ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

休み明けに心地よく日常に戻るテクニック

夏休みが終わりベルリンに帰ってくると、すっかり秋模様! 日本との気温差は10度ほどはあるでしょうか。いきなり長袖だし、いきなりドイツ語だし、しばし身体と頭が混乱しつつ、日常に戻るのには私流のコツがあります。

この夏日本に4週間いたのですが、人間って「4週間」というタームで習慣を作りやすいって言われているのです。だからすでに習慣を刻み始めた心身を再びもとのリズムに戻すのはなかなか大変なのですが、こんな時、台所がほんとに役に立つのです。

人間は「4週間」というタームで習慣を作りやすいから。ベルリンに帰って、日常に戻るためにまずやったこと【タベコト in Berlin・107】の画像1
とりあえずパジャマのままでパンケーキを焼き始める娘。いつもの毎日が戻ってきた感がむくむく!

こんな時ほど出来合いで済ませちゃった方がいいんじゃないの? という声も聞こえてきそうですが、それももちろん手ではあります。

手抜きという楽を手に入れるには外食もいいのですが、暮らしのリズムという土台を立て直すには自分で動いた方がいいのです。なので私は子どもたちとさっそく簡単な料理から始めます。といってもいきなり大掛かりなことをするとこれまた逆効果。なので「簡単な」というのがミソです。

私はとりあえず娘とパンケーキを作りました。混ぜて焼くだけなのに、なぜかほっとして「戻ってきたね」という感じがむくむく湧いてきます。我が家ではパンケーキを食べるのは大体週末に、というリズムもあったのでついでにその波にも乗ってしまえ、ということで。そんな手料理と同時にさっそく上のお姉ちゃんたちと一緒に、大好きなファラフェルも食べにいきました。

人間は「4週間」というタームで習慣を作りやすいから。ベルリンに帰って、日常に戻るためにまずやったこと【タベコト in Berlin・107】の画像2
大好きなファラフェル屋さんに行ってランチ。これもまた戻ってきた感がある。ただいまベルリン!
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久しぶりに3人娘の勢揃い!
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夏の終わり、ベルリンのかき氷屋さんで名残を惜しむ。
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美味しかったマンゴーかき氷。ベルリンで食べられるって幸せ。

こうして無理なく外食と手料理のコンビで徐々にドイツのリズムに着地していきました。食事ってある意味1日3回というリズムを刻むもの。そういうリズムが暮らしの中にはひっそりあるのです。そして、だいたいそれは身体を使って行うことでもあります。

旅先からの帰り、長い休み明けのようないつもと違う習慣にどっぷり入っていた後には、ぜひこの台所からのリズムを使って心地よく日常に戻ってくるテクニックを使ってみてくださいね。

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ベルリナーにも人気の日本のかき氷屋さんがこの夏で店じまいと聞いて残念!
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