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冷房をつけると怒る同居中の義母「電気代がもったいない!」赤ちゃんいるのに…見かねた義父がブチッ!

  • 2025.9.8

私たちは、義実家で義父母と同居をしています。義母は暑い日も寒い日もエアコンを使わない主義で、息子が生まれる前は我慢できていましたが、息子が生まれてからもエアコンをつけない義母に対して限界がきます。そんなある日、エアコンのことで言い合いになってしまい……?

同居中の義母がエアコンを拒否…

私の実家の両親が遠方に住んでいることもあり、長男を妊娠したタイミングで義父母と義実家で同居し、子育てなどを助けてもらうことになりました。結婚前、夫はよく「母さんはケチなんだ」と話していましたが、同居を始めてすぐに義母の節約っぷりを実感することになりました。

私たちはこれから子育てにお金がかかるからという理由で光熱費は義父母が支払ってくれていたのですが、私が妊娠中でも義母はお構いなしで、電気代がもったいないからと真夏の猛暑日でもエアコンをつけません。

義実家のリビングで義母を観察していると、窓を開けて風を通すだけで、おでこには保冷剤を、首にはタオルを巻き、ふくらはぎにも保冷剤をくくりつけています。まるで、冷却装置を装備した戦士のようでした。「お義母さん、熱中症になりますよ。エアコンつけたほうがいいですよ」と私は心配になり、何度も言いました。しかし、義母は「大丈夫よ、これで十分♡」と笑顔で返事。自分のやり方を貫くだけでなく、「あなたもやってみなさい。涼しいわよ~」と押し付けてくる義母に呆れ、私は冷房の効いた商業施設に出かけたり、こっそり別の部屋で冷房をつけたりしてやり過ごしていました。

息子が生まれればさすがに気をつかってくれると思いきや、義母はますます頑固になりました。生まれたばかりの息子がいるのに、暑い日に私が冷房をつけていると「電気代がもったいないし、体に悪いから」と言って、すぐに切ってしまいます。私は何度も「赤ちゃんがいるので、涼しくしてあげてほしい」と言いましたが、義母は「息子ちゃんは元気だから大丈夫」と言い張ります。

しかし、当然冷房なしでは危険なので、義母が保冷剤を変えるためにキッチンへ向かったすきに、エアコンのリモコンを手に取り「お義母さん、少しだけ冷房つけますね」と言いながらボタンを押しました。案の定、「何してるの!」と驚いた様子で大きな声を上げ、「電気代がもったいないじゃない!」と怒鳴る義母。

するとそのやり取りを聞いていた義父が、「もういい加減にしろ! 昔と今とでは気温も全然違うんだぞ。電気代ならわしの小遣いから払う! お嫁さんや赤ちゃんのためにも、それにお前のためにもエアコンは必要だよ!」と義母に強く言い返しました。義母は、普段温厚で何も言わない義父が怒ったことに驚き、「わかったよ、つければいいんでしょ……」としぶしぶ納得してくれました。その後子どものために必要な電気や水を惜しまなくていいように、私たち夫婦も光熱費を支払いたいと提案し、今は光熱費は義父母と私たちで折半しています。

私の気持ちを汲んで義母に注意してくれた義父には、感謝しています。義実家に住ませてもらっている立場のため、義母の言うことには従い、大人だけのときは我慢もできていました。しかし、赤ちゃんがいるのにもかかわらず変わらない義母には驚きました。

息子のためにも、義母に対して言う必要があると思うことは我慢せず、義父に相談したり、はっきり自分で伝えたりしようと思った出来事です。

◇ ◇ ◇

「電気代がもったいない」という義母の気持ちもわからなくはないですが、妊娠中や赤ちゃんを育てる環境では適切な温度管理がとても重要なので、義母がエアコンをつけるようになってくれて本当によかったですね。

妊娠中に暑い中エアコンをつけずに過ごすと、熱中症や脱水、また疲労がたまって体力がなくなってしまうこともあるので、我慢せずにつけることが大切です。ただ、冷たい風を直接浴びるのは、体が冷えすぎて血流が悪くなり、おなかが張りやすくなったり、足がむくんだりするので控えましょう。

また、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので周囲の気温の影響を受けやすく、暑い日にエアコンが効いていない部屋で過ごすと、熱中症になるリスクが高まります。そのため、やはりエアコンを適切に使用して、室温と湿度をできるだけ一定に保つことが大切です。具体的には、夏は26~28度、冬は18~20度、湿度はともに50~60%程度を保ちましょう。そして、赤ちゃんの体に直接風が当たらないよう、風向きの設定にも注意してくださいね。また、1日に数回窓を開けて換気をしたりサーキュレータ―などを使用したりして、空気の循環を促すことも大切です。

人によって暑さの感じ方はそれぞれ違うので、家族とエアコンの使用について揉めてしまうことはよくあるかもしれません。しかし、妊婦さんや赤ちゃんにとっては特に注意が必要なので、冷房をつけないことによって体へどんなリスクがあるのか、そして室温や湿度は何度に保つ必要があるのかを具体的にしっかりと伝え、理解してもらうことが大切ですね。

著者:南川まい/30代・ライター。2歳の男の子を育てるママ。今は義実家で生活しているが、息子が3歳になるころにはマイホームを建てようと考えている。

作画:yoichigo

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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