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「かなり生々しい…」「途中退室した」 “想像を超える過激描写”に離脱者も…だけど「全人類観てくれ」人生で一度は観るべき神映画

  • 2025.10.14

ドラマや映画の中には、観る者を驚嘆させるほど精緻に作り込まれた作品があります。今回は、そんな中から"圧倒的な完成度を誇る名作"を5本セレクトしました。本記事ではその第4弾として、映画『アイアムアヒーロー』(東宝)をご紹介します。日常が一瞬で崩壊する絶望の中、ひとりの男が“ヒーロー”として立ち上がる――極限の恐怖と人間ドラマが交錯する本作の魅力とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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メニコン新商品発表会に登壇した有村架純(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『アイアムアヒーロー』(東宝)
  • 公開日:2016年4月23日
  • 出演: 大泉洋(鈴木英雄 役)

漫画家アシスタントの鈴木英雄(大泉洋)は三十五歳。彼女とは破局寸前で、仕事もうまくいかない日々を送っていました。ある日、徹夜明けに帰宅した彼の目に映ったのは、変わり果てた恋人の姿でした。その瞬間から、彼の日常は音を立てて崩れ去っていきます。

原因不明の感染によって人々が次々とZQN(ゾキュン)と呼ばれる生命体に変貌し、街は混乱と恐怖に包まれていきました。日本中が感染パニックに陥るなか、「標高の高い場所では感染しない」という情報を頼りに、英雄は生き延びるための逃避行を始めます。

その道中で出会うのが、女子高生の比呂美(有村架純)と、男まさりな元看護師の藪(長澤まさみ)です。三人は生き残りをかけた極限のサバイバルに挑むことになります。

果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることができるのでしょうか。そして、鈴木英雄は「ただの英雄(ひでお)」から「本当のヒーロー」になることができるのでしょうか――。

“ZQN”感染拡大──大泉洋×有村架純が挑むサバイバルホラー

映画『アイアムアヒーロー』は、花沢健吾さんの同名コミックを原作に、『GANTZ』『図書館戦争』の佐藤信介監督が実写化したサバイバルホラーです。

脚本はテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』『獣になれない私たち』『MIU404』などで知られる野木亜紀子さんが担当し、原作の魅力を活かしつつ、映画ならではの緊迫感とテンポの良さで極限状況に置かれた人間の心理を描いています。音楽はNima Fakhraraさん、製作には市川南さんらが参加し、海外ロケを含む大規模な撮影が行われました。

主演の大泉洋さんは、冴えない漫画家アシスタント・鈴木英雄を熱演。共演には有村架純さん、長澤まさみさんをはじめ、吉沢悠さん、岡田義徳さん、片瀬那奈さん、片桐仁さんら豪華キャストが名を連ねています。

なかでも、有村架純さんの演技には「強い女性を演じていて驚いた」という声や、「迫真の演技に圧倒された」「鳥肌が立った」といった感想が多く寄せられました。その一方で、「めちゃくちゃ可愛い」「輝いてた」といったコメントも多く、緊迫した物語の中で有村さんの魅力がひときわ際立っていたことがうかがえます。

本作は迫力あるアクションや高度な特殊効果が話題を呼び、シッチェス・カタロニア国際映画祭など世界三大ファンタスティック映画祭で計5冠を受賞。興行収入は16億円を超えるヒットとなりました。

スピンオフとしてdTVオリジナルドラマ『アイアムアヒーロー はじまりの日』(dTV)も製作。長江俊和監督がメガホンを取り、長澤まさみさん演じる元看護師・藪の過去とZQN発生前夜の出来事をリアルに描いています。

医療指導者の監修のもと撮影が行われ、霧島れいかさん、浅香航大さん、山崎紘菜さんらが共演。フェイクドキュメンタリー手法で異変の始まりを臨場感たっぷりに描き、映画を補完する“もうひとつの物語”として注目を集めました。

日本発ゾンビ映画の金字塔──破壊衝動が生んだ極限エンタメ

映画『アイアムアヒーロー』の見どころは、原作をリスペクトをしながら、“映画ならでは”の表現を極限まで追求した構成にあります。

ゾンビ映画としての完成度も高く、感染による凶暴化を描く欧米型のルールを踏襲しながら、『リング』や『呪怨』といったジャパニーズホラー特有の“生理的な怖さ”を融合。日本的な感覚で再構築されたゾンビ表現が、国内外で高く評価されました。

原作者の花沢健吾さんご本人もMen’s Jokerのインタビューで次のように語っています。

もう、本当にラッキーな映画化だと思っています。(中略)完成した映画は、予想をはるかにを上回る完成度で、素直に脱帽しました。
出典:原作者・花沢健吾が見る、映画『アイアムアヒーロー』 Men’s Joker 2016年4月23日

このように、原作者自身が実写化を心から喜んでいることからも、佐藤信介監督をはじめとする制作陣の情熱と細やかな仕事ぶりが伝わってきます。

また、東日本大震災以降の「日常が一瞬で崩れ去る恐怖」を意識したリアルな演出も印象的です。電気やライフラインが失われる描写は、現代社会が抱える不安をそのまま反映しており、単なるパニックホラーを超えて「当たり前の生活がいかに脆いか」を突きつけています。

本作のテーマは、原作者・花沢健吾さん自身の破壊衝動から生まれました。前作『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の連載で抱えたストレスのなか、「この街を全部壊してしまいたい」と感じた思いが発想の原点になったといいます。その衝動を物語に昇華する題材として選ばれたのが“ゾンビ”でした。

主人公・鈴木英雄は、花沢さん自身を重ねて描かれたキャラクターです。当初は英雄が本当のヒーローへと成長する構想もありましたが、物語を描くうちに「まず作者自身が変わらなければならない」と気づいたといいます。花沢さんは明確なメッセージを提示するよりも、人間の弱さや現実をそのまま描くことを重視し、その姿勢こそが『アイアムアヒーロー』という唯一無二の世界観を生み出しました。

そんな本作、「とにかくグロい」「想像を超える」「かなり生々しい…」「途中退室した」などあまりにも生々しい過激描写に衝撃を受ける視聴者が続出。また、大泉洋さんの演技には「大泉さんがかっこいい」と称賛が集まり、「日本の映画界もやるなぁ」「邦画でここまでやるの」抜群の完成度」「最高の実写化」「一度は観て欲しい」「全人類観てくれ」といった絶賛の声が相次ぎ、作品全体の完成度を高く評価する意見が目立ちました。

100回観ても飽きない」「続編を期待している」といったファンの声も多く、『アイアムアヒーロー』は、映像・演出・演技のすべてにおいて圧倒的な完成度を誇る、日本ゾンビ映画の新たな金字塔といえる作品です。


※記事は執筆時点の情報です