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『白湯』と『お湯』の違いって?→管理栄養士が教える答えと“白湯のパワー”とは

  • 2025.10.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「白湯(さゆ)」と「お湯」って、一見同じように感じませんか?でも実は、この2つには小さな違いがあり、その違いが私たちの体や健康に大きな影響を与えることもあるんです。体を温める飲み物として古くから親しまれてきた白湯。その魅力にはどんな秘密があるのでしょうか?

管理栄養士の視点から、白湯とお湯の違いや白湯がもたらす意外な効果について、わかりやすく解説します!

白湯とお湯の違いって何?温度と飲み方から見えてくる真実

まず「お湯」は、一般的に40度以上に温めた水を指すとされていますが、温度に定義はありません。一方、「白湯」は、沸騰させたお湯を少し冷まして、体に負担がかからない適温にしたもののことをいいます。要は、「白湯」は一度沸騰させた後に冷ましたやさしい温かさ」のお湯と言えます。

実は、この温度差が大きなポイント。沸騰直後の熱いお湯は体に刺激が強く、飲むと喉や胃を刺激しすぎてしまう恐れがあります。白湯はその熱さが和らぐことで、消化器官に優しく、体内の新陳代謝を促しやすくなると考えられています。

また、「白湯」は水道水ではなく浄水やミネラルウォーターを使うことで雑味や不純物が減り、よりクリアな味わいになると言われています。

白湯が持つ驚くべき効果とは?管理栄養士が薦める健康メリット

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

白湯を飲むことが健康に良いとされるのには、いくつかの理由があります。まず、体を内側から温めることで血流がよくなり、新陳代謝が促進されます。冷えが気になる方には特に嬉しい効果ですよね。また、白湯は胃腸を優しく温め、消化機能を助ける働きがあるため、朝イチの一杯としておすすめされています。

さらに、白湯は便秘予防にも効果的と言われています。温かい飲み物は腸の動きを活発にし、便通をスムーズにしてくれるのです。加えて、水分補給としても優秀で、白湯を習慣的に飲むことで脱水予防や体内の老廃物排出に役立つとも言われています。

白湯は「体への負担が少ない水分補給手段」と評価されています。冷たい水を大量に飲むと胃腸に負担をかけてしまうこともありますが、白湯ならその心配も少なく、健康維持に貢献しやすいのです。もちろん、白湯だけで全てが変わるわけではありませんが、生活習慣の一部に取り入れることで、体調が整いやすくなると言えるでしょう。

毎日のシンプル習慣!白湯で体をいたわる一歩を踏み出そう

白湯とお湯の違いは一度沸騰させているかどうか、体に優しい適温で飲むことが重要だとわかりましたね。白湯には血行促進、消化サポート、便秘予防など、嬉しい効果が期待できます。そして何より、原料の水選びや飲むタイミングにこだわることで、より健康的な毎日をサポートしてくれるのです。

忙しい日々の中で、特別な準備もせずに始められる白湯習慣。朝起きたら一杯の白湯をゆっくり味わうだけで、体の芯から温まる気持ちよさや、なんとなく調子が整う感覚を実感できるかもしれません。ぜひこの機会に白湯の効果を取り入れて、健康づくりの第一歩を踏み出しましょう!


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(InstagramブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。