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「可哀想すぎる」「悔しかっただろうな」放送直前に主演女優が“緊急降板”の異例事態…だけど「ほんと最高のドラマ」称賛殺到の名作

  • 2025.9.21

ドラマの放送を振り返ると、制作中に予期せぬトラブルに直面しながらも、それをきっかけにさらなる注目を集め、“名作”として語り継がれる作品があります。

そこで今回は“苦境を乗り越えた名作”5選をセレクトしました。本記事では第2弾として、ドラマ『ももあん』(日本テレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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カレンダーの発売イベントを行った奥仲麻琴(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ももあん』(日本テレビ系)
  • 放送期間:2021年7月16日~9月17日
  • 出演:奥仲麻琴(杏 役)

ドラマ『ももあん』は、咲による同名マンガを原作としたラブストーリー。物語は、大学時代からの友人関係を続ける男女4人を軸に展開します。明るくしっかり者の杏(奥仲麻琴)、彼女を支える優しい幼なじみ、そして彼らの前に現れる魅力的な男女が複雑に絡み合い、友情と恋愛の境界線を揺さぶります。些細な誤解や隠された想いが波紋を広げ、やがて関係性は予想もしなかった方向へ。

友情を守りたい気持ちと、恋心に素直になりたい気持ちが交錯し、誰もが一歩踏み出す勇気を試されていきます。登場人物それぞれが抱える過去や葛藤が明かされるたび、物語は繊細さを増し、恋愛の甘さと苦さを丁寧に描き出します。ときに切なく、ときに温かい、人間模様の織りなす群像劇。見守る側も心を揺さぶられる“等身大の恋物語”として、多くの共感を呼ぶ作品です。

友情と恋が交錯する、青春の物語

ドラマ『ももあん』の魅力は、複雑に絡み合う友情恋愛の関係性リアルに描き出している点にあります。物語は、大学時代からの友人関係を続ける男女4人を軸に展開し、互いに抱える秘密や隠された想いが次第に明らかになっていきます。

明るくしっかり者の杏を中心に、幼なじみや新たに現れる魅力的なキャラクターたちが織りなす恋模様は、甘さと切なさが絶妙に交錯。小さな誤解やすれ違いが、友情と恋心の境界線を揺さぶり、観る者の心を揺さぶります。

また、主演の奥仲麻琴さんをはじめとするキャスト陣は、個々のキャラクターに深みを与え、等身大の恋愛模様を自然に演じ切りました。監督・スタッフによるテンポ感のある演出も、物語を引き締め、視聴者を飽きさせません。友情と恋愛、過去の葛藤や成長を丁寧に描いた群像劇として、笑いと涙を同時に味わえる点が本作の最大の魅力です。

まさかのキャスト交代――予期せぬトラブルを乗り越え、新たな魅力を放つ物語

ドラマ『ももあん』のさらなる魅力は、キャストと制作陣の力が見事に噛み合った点にあります。

当初、主演の杏役には筧美和子さんが予定されていましたが、撮影開始前に体調不良で降板。SNSでは「可哀想すぎる」「悔しかっただろうな」など、筧さんの気持ちに寄り添う声が見られました。

急遽代役として奥仲麻琴さんが抜擢され、連続ドラマ初主演ながら透明感と繊細な演技で役柄を見事に表現しました。奥仲さんは『仮面ライダーウィザード』のヒロイン経験を活かし、杏の不安定で揺れ動く感情を自然に描き、視聴者からは「違和感なく物語に溶け込んでいた」「ほんと最高のドラマ」と称賛の声が相次ぎました。

その他の出演キャストも、それぞれの個性を生かした演技で恋愛模様を彩り、友情や恋愛の微妙な距離感を丁寧に表現しています。監督・スタッフ陣は原作マンガのテンポ感を意識した演出で、恋愛の切なさや笑い、緊張感のバランスを巧みに調整。主演交代という予期せぬトラブルを抱えながらも、キャスト・スタッフが一丸となったことで、物語の魅力は損なわれることなく完成し、等身大の恋愛ドラマとして視聴者の共感を集めました。


※記事は執筆時点の情報です