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「本当に50年前の作品?」「完璧に成功している」“待望のアニメ化”に称賛殺到…制作陣の“攻めの姿勢”が功を奏した逸作

  • 2025.9.20

愛された漫画やアニメは、時代を超えて再び話題になることがあります。今回は“再びアニメ化し話題となった作品”5選をセレクトしました。本記事では、第4弾として『DEVILMAN crybaby』をご紹介します。今回の作品は、地上波放送ではなく、Netflixの独占配信となりました。

1972年から連載された大人気漫画『デビルマン』は、累計発行部数5000万部を記録、そこから約50年の時を経て、今度は配信というプラットフォームを舞台にアニメ化されています。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

『DEVILMAN crybaby』どんな作品?

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※Google Geminiにて作成(イメージ)(C)SANKEI
  • 作品名(配信):『DEVILMAN crybaby(Netflix)
  • 放送開始:2018年1月5日

あらすじ

不動明(声: 内山昂輝)は、飛鳥了(声:村瀬歩)から危険なパーティーに誘われました。そのパーティーでは、人々が次々に悪魔へと変わっていきます。そしてその場にいた明も悪魔に…。

ある日、デーモンが復活し、地球から人類を奪おうとしていることを聞きます。デーモンに打ち勝つには超能力が必要。そこで了から、デーモンと合体することを提案されます。そして明は、人間の心をもったままデビルマンとなりました。そして悪魔を倒していきますが、人間たちもまた、悪魔狩りを始めてしまいます。

最後には、サタンと明の闘いになり、地球が滅亡の危機に…。

ギリギリラインに挑戦したプロモーション

『DEVILMAN crybabyは、永井豪さん原作『デビルマン』のアニメーションです。不朽の名作と呼び声高い『デビルマン』の原作者永井さんの画業50周年を記念して制作されたアニメで、湯浅政明監督がメガホンを取っています。

とはいえ、漫画『デビルマン』は50年近く前の作品。『デビルマン』という名前を聞いてもピンとこない世代もいるはず。そこで、制作チームは、どうやったら若い世代に振り向いてもらえるか考えたそうです。

そして、プロモーションを徹底的に工夫しようと制作チームで、様々なことに取り組みます。また、地上波では放送できない要素を原作漫画により近い、挑戦的な表現に。ギリギリラインを探ることには、非常に苦労したそうです。

CM内にも出ている「トラウマ的衝撃」というコピーがはまり、SNSでのシェアに結びついたという面もありました。
出典:『話題になった「デビルマンの系譜」はどのように実現したのか?担当者が振り返るプロモーション戦略の舞台裏』PR EDGE 2018年3月29日配信

制作チームの様々な工夫により、SNSでは「本当に50年前の作品?」「完璧に成功している」と絶賛の声が相次ぎ、新しい世代にも響く素敵な作品へと仕上がったのですね。

50年ぶりのアニメ化に集まる様々な声

『DEVILMAN crybaby』は、原作に忠実に作られた作品のため、地上波ではなくNetflixの独占配信ということになりました。過激な描写も多く、ラストは絶望的だということもあり、「歴代1位のバッドエンドでした」「メンタルしんどい」という意見も見られました。

一方で、「傑作だと思う」「原作未タッチでも全然問題なく楽しめます」などSNSでは絶賛の声が集まっています。確かにラストは、衝撃的な終わり方になっているため、苦手な人もいるでしょうね。

衝撃のラスト、気になる方は『DEVILMAN crybaby』、ぜひご覧ください。


※記事は執筆時点の情報です