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『疲労感』を遠ざける → 管理栄養士が教える、“体が喜ぶ”食べ物…うなぎやレバー、そして“意外なもう1つ"とは

  • 2025.10.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

仕事に家事にと、日々の忙しさで疲労感がたまっていく…。そんな時、体のだるさや重さにどう対処したらいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?体のだるさや重さを感じたときには、食べ物の力を借りるのが大切です。疲労回復にぴったりな“体が喜ぶ”食べ物として、「うなぎ」や「レバー」がよく知られています。

実は管理栄養士がおすすめする、もうひとつの意外な食材もがあるんです!今回は疲れに負けないための食のヒントをわかりやすく紹介していきます!

疲労感の正体と栄養が担う役割

そもそも疲労感は、肉体的・精神的ストレスや睡眠不足、不規則な生活などさまざまな要因によって引き起こされます。 特にエネルギーの源である「ビタミンB群」 の不足は疲れを感じやすくする大きな原因の1つ。ビタミンB群は、体内でエネルギーを効率的に生み出し、神経や筋肉の働きをサポートしてくれます。

特にエネルギー代謝に関わる「ビタミンB群」が不足すると、エネルギーをうまく作り出せず、疲れを感じやすくなります。ビタミンB群は、体内で栄養素を効率よくエネルギーに変える働きを持ち、神経や筋肉の正常な機能をサポートしてくれます。さらに、抗酸化作用のある「ビタミンE」や、免疫機能を整える「亜鉛」なども疲労回復に欠かせない大切な栄養素です。

知って得する!?疲労回復に“意外なもう1つ”はアスパラガス

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

今回紹介したい、疲労回復におすすめの食材は「アスパラガス」です。アスパラガスには「アスパラギン酸」という成分が含まれており、疲労のもととなる乳酸の分解を促進します。加えて、アスパラギン酸は体内の有毒なアンモニアを体外へ排出する働きがあり、疲労の蓄積や免疫力低下を防いでくれます。

さらに、アスパラガスには抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEも含まれていて、体の酸化ストレスを軽減し、疲労回復を手助けします。

また、アスパラガスには食物繊維も豊富で腸内環境の改善にも役立ちます。腸内環境が良くなると栄養素の吸収がスムーズになり、全身の調子を整える効果が期待できるのです。アスパラガスは茹でてお浸しにしたり、ベーコン巻きなどで簡単に一品が作れます。炒め物やサラダにも合い、取り入れやすい食材です。普段の食事に加えれば、疲労回復のための強力な味方に。

疲労感を吹き飛ばすには食材のチョイスも重要に

疲労感から解放されるには、質の良い睡眠や適度な運動も大切ですが、毎日の食事で不足しがちな栄養素を補うことも重要です。管理栄養士が教える“体が喜ぶ”食材の中でも、うなぎやレバーはビタミンB群や鉄分、たんぱく質が豊富でエネルギー代謝を支える働きがあります。また、アスパラガスに含まれるアスパラギン酸は、糖や脂質の代謝をサポートし、エネルギーを効率よく生み出す手助けをしてくれます。そのため、スタミナ不足やだるさを感じやすい時期に意識して取り入れると、体の調子を整えるのに役立ちますよ。

忙しい日々の中でも、疲れをため込まない健康的な体づくりのために、これらの食材を積極的にメニューに取り入れてみましょう。


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。