意外と読み間違える大人が多いかも！？【漢字クイズ】「凡例」はなんと読む？→気になる正解は？

漢字には実にたくさんの読み方があります。日常的によく使われる読み方については、私たちにとって身近であるが故に、どうしてもその読み方だけに支配されてしまうところがあります。

今回ご紹介する「凡例」はまさにそこに当てはまるのではないでしょうか。 「凡」という漢字に特に注意しながら、正しく読んでみましょう。

問題「凡例」はなんと読む？

「凡人」や「平凡」などでも使われる「凡」という漢字。

おそらく「ぼん」という読み方で頭に入っている方が多いのではないでしょうか。そのため、「凡例」を「ぼんれい」と読んでしまうのはよくある間違いです。

実は「凡例」の正しい読み方は「はんれい」。

意味としては「本のはじめに、その本を読む上で参考になる事項を箇条書きにしたものや約束事」のことを指します。

具体的には、専門的な内容の独自記号や略語の意味の説明がされていたり、地図やグラフなどにおいて記号がどのような意味を指すのかを説明することを指します。

学術書で使われる専門用語の略語を説明したり、グラフがどのようなデータを表しているのかを明確にすることで、読者が本や書物の内容を正しく理解するのを助けています。

「凡」という漢字は、主に「およそ」「すべて」「普通」という３つの意味を持ちます。実はこれらの意味が訓読みにも反映されていて、「凡そ（およそ）」や「凡て（すべて）」と読むこともできるんですよ。

今回の「凡例」あなたは正しく読むことができましたか？

ここまで読むことができたら、周りに一歩差をつけられること間違いなしです！ぜひ覚えておいてくださいね。

参考文献：新明解国語辞典

文（編集）：そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします！