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これだけで変わる!料理がおいしくみえる『お弁当の詰め方』とは?【フードコーディネーター監修】

  • 2025.10.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

毎日のお弁当作り、ただ詰めるだけで終わっていませんか?同じおかずでも詰め方一つで見た目がガラリと変わり、食欲もぐっと刺激されます。プロのフードコーディネーターによると、「見た目や彩りの美しさと、食べやすさや保存性などの機能性を両立した詰め方」が料理の味わいを引き立てる秘訣。忙しい日でも簡単に実践できるコツを取り入れて、料理がおいしく見える『お弁当の詰め方』をマスターしましょう。

お弁当は「詰め方」が決め手!誰でもできる基本のルールとは?

お弁当をおいしそうに見せるためには、単におかずを詰めるだけではなく「食材の色味のバランス」「詰めるおかずの形の工夫」「隙間の活用」などのポイントに注意が必要です。例えば、赤・緑・黄色など彩り豊かな食材を散りばめることで視覚的な食欲や満足感がアップします。おかずの形も丸・四角・細長などバラエティに富ませると単調さを防ぎます。また、隙間が空くと料理が動き崩れやすく、見た目も損なわれるため、隙間を埋めるための工夫も欠かせません。

これらはフードコーディネーターが日々の料理撮影や飲食店の盛り付けに用いる基本テクニック。お弁当でも同様の考え方を取り入れることで、より「おいしそう」に仕上げることができます。

さらに、詰める順番も見た目や味わいに影響します。例えば水分の多いおかずは下に敷き、形がくずれやすいおかずを上に配置するなど、料理の形をなるべく崩さず保つ工夫もすることで、見た目だけでなく食べやすさや持ち運びのしやすさといった機能性も備えることができます。

プロも実践!簡単にできる詰め方のテクニック

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

実際に料理をよりおいしく見せるために活躍するのが「詰め方のテクニック」。フードコーディネーターが推奨する具体例をいくつかご紹介します。

  • 高さを出す盛り付け:おかずをフラットに詰めるのではなく、山のように高さをつけて盛り付けるとボリューム感と存在感がアップします。柔らかい食材は特にふんわりと盛り付けることがポイントです。
  • 仕切りの活用:シリコンカップや葉物野菜を使っておかずごとにエリアを分けることで、それぞれの色や形が際立ちます。おかず同士が混ざるのも防げます。
  • 食材の向きをそろえる:例えばきんぴらごぼうは同じ方向に揃えて詰めると、見た目がすっきり整います。
  • 余裕を持たせた盛り付け:隙間を完全に埋めずに、ほんの少しの余裕を残すと、料理がすっきり美しく見えます。

またハーブやレモンの輪切りを添えるのも、形や色で彩りを添えるだけでなく、香りを引き出すためのテクニックのひとつです。

これらのテクニックは特別な道具も技術も不要で、毎日のお弁当作りにすぐ取り入れられます。工夫次第で手軽にプロの味わいを演出できるんです。

今日から試したいお弁当の詰め方

「おいしく見えるお弁当の詰め方」は、彩り・形・高さ・そして隙間の使い方といった視覚的要素を意識するだけでぐっと変わります。

フードコーディネーターが教えるテクニックは、難しいことは一切なく、ちょっとした工夫で毎日のお弁当が見違えるほど美しく魅力的に。明日からのお弁当作りに是非活用してみてくださいね!


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

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フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。