低身長の人必見！ 157cmのゾーイ・クラヴィッツに倣う、2025-26年秋冬トレンドの取り入れ方４

今、ファッションアディクトたちの熱視線を浴びているセレブといえば、クールな着こなしが光るゾーイ・クラヴィッツだ。2017年頃から、イヴ・サンローラン・ボーテのアンバサダーに就任し、レッドカーペットでは肌を大胆に見せるセンシュアルなドレスをさらりと着こなすゾーイ。また、プライベートでは、ザ・ロウ（THE ROW）の愛用者としても知られ、カジュアルやエフォートレスなスタイルにおいても一目置かれている。

ゾーイが、グラミー賞受賞歴のあるロックスター、レニー・クラヴィッツと、女優リサ・ボネットのあいだに生まれた一人娘であることは周知の事実。ここからは彼女の着こなしを、2025-26年秋冬のトレンドキーワードに沿って解説。157cmの小柄なファッションアイコンをお手本に、最旬スタイルをおさらいしよう。

1.大本命のランジェリールックは旬カラーで取り入れる

まず押さえておきたいキーワードは、「見せるランジェリー」。レースやシルクを採用したスリップドレスやブラなどを、下着としてではなく大胆にウェアとして纏うスタイルが今季の大本命に。

ゾーイは、艶感のあるバターイエローのスリップドレスを着用。胸もとにあしらったエレガントなレースを際立たせるため、デコルテにネックレスは無し。シンプルな黒のピンヒールを合わせて、少しだけ辛口に見せていた。

別の日には、トレンドのアイスブルーが印象的なミドル丈のランジェリードレスを纏っていた。バストがレースから透けており、流石にこの着こなしは真似するのは困難だが、上からジャケットを羽織ったり、冬になればチャンキーなビッグサイズのニットを着て、足もとから繊細なレースを覗かせるのがおすすめだ。淡いイエローやブルーなど、今季のトレンドカラーを取り入れると表情がより豊かになり、自信がみなぎるはず。

繊細なレースが主役のランジェリードレス

2.パワードレッシングはあえてタイトに

今季は、メンズライクなセットアップを主役にした「パワードレッシング」も昨年に続いてトレンド入り。肩を誇張した大きなジャケットにワイドパンツを合わせたいところだが、低身長のゾーイは、華奢な自身の体型に合わせたジャストフィットなサイズを選択。マスキュリンなジレをまるでブラトップのような感覚で纏い、引き締まった美しいウエストを魅せて。ピンストライプのパンツには、ポインテッドトゥのハイヒールで脚長効果を狙うのが正解だ。

知性と強さを備えたオフィススタイル

3.リラックスなドレス＆フラットシューズ

ダーレン・アロノフスキー監督の最新作『Caught Stealing（原題）』で共演したオースティン・バトラーとともにカジュアルなコーデでプレミアに登場したゾーイ。この日の主役は、控えめながら華やかさを放つティードレス。大胆に開いた胸もとのVラインが美しい1着だ。映画のイベントでは、ドレスにハイヒールを合わせる俳優を多く見かけるが、彼女は楽ちんな黒のフラットシューズを選択。この気負わないコーデは、愛らしさと洗練を強調した定番スタイルとなりそうだ。

週末はピュアなドレス＆“歩けるおしゃれ”シューズを

4.サンローラン＆ザ・ロウの大人気バッグでコーデを格上げ

サンローラン（SAINT LAURENT）から今季お目見えした「イカリーノ」は、2022年夏コレクションの初登場以来、世界中でビッグバッグの代名詞として愛されてきた「イカール」シリーズの最新型。中央に配されたビッグサイズのカサンドラロゴは、イカロスの翼を焼いた太陽のように輝くシグネチャー。ハンドクラフトで削り出されたカーブが、ジュエリーのような立体感を放つ。Tシャツ＆ショートパンツというカジュアルなルックにクラス感を添えてくれるから、ヘビロテ確実だ。

ザ・ロウのバッグを愛用するゾーイが今夏にヘビロテしていたのが、イエローを基調とした爽やかな雰囲気のストライプ柄。この「Barn」メッシュ トートバッグは、収納力の高い編み込みメッシュのトート仕様で、中にポケットが付いている。トップハンドルはクラス感が漂うレザーを採用。中身が微かに透けて見える涼しげなデザインは、デイリースタイルに最適。

Photos: Getty Images