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「10回目を超えた」「これで20回目」“桁違いのリピーター”が続出したワケ…劇場版が“大ヒットを記録”した傑作ドラマ

  • 2025.10.24

恋愛ドラマの中には、放送が終わってもなお“繰り返し観たくなる”ほどの余韻を残す作品があります。今回は、“驚異の支持を得た名作シリーズ”第1弾として、テレビ東京系で放送されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)をご紹介します。童貞のまま30歳を迎えた主人公が、人の心を読める魔法を手に入れたことから始まる恋の物語。派手な展開ではなく“やさしさとぬくもり”で観る人を包み込み、放送から数年を経てもなお“20回・30回以上のリピーター”を生んだ奇跡のラブストーリーです。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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TASAKIブランド創業70周年イベントレセプションに登場した町田啓太(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系「木ドラ25」枠)
  • 放送期間:2020年10月8日〜12月24日(全12話+特別編)
  • 出演者:赤楚衛二(安達清)/町田啓太(黒沢優一)/浅香航大(柘植将人)/ゆうたろう(綿矢湊) ほか
  • 原作:豊田悠『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(ガンガンpixiv連載)
  • 脚本:吉田恵里香
  • 監督:風間太樹/湯浅弘章/林雅貴
  • 音楽:堤裕介
  • 制作:テレビ東京・テレビ東京制作・ジェイ・ストーム

童貞のまま30歳を迎えた会社員・安達清(赤楚衛二)は、突然“触れた相手の心が読める”魔法を手に入れる。そんなある日、会社の同期で誰もが憧れる営業マン・黒沢優一(町田啓太)に触れた瞬間、彼の心から「安達が好きだ」という想いが聞こえてしまう。戸惑う安達と、真っ直ぐに想いを伝えられない黒沢。少しずつ心を通わせていく2人の姿を、繊細な心理描写とやわらかな映像で描く、癒やし系ラブストーリー。

桁違いのリピーターが続出したワケ

このドラマの大きな特徴は、視聴者が「もう一度」「また観たい」と何度も観たくなる構造を備えている点です。SNS上では「10回目を超えた」「これで20回目」「観れば観るほど好きになる」という声が数多くあがっています。

その背景にはいくつかのポイントがあります。魔法という非日常の設定を通じて「誰もが持っている内側の声」が可視化され、一度目では「面白い」で終わっても、二度目・三度目で「この台詞の裏にはこういう感情があるのか」と深読みできる余地があること。

また、登場人物の関係性が段階を踏んで変化していくため、初見と再視聴では印象が変わるというリプレイ価値の高さ。劇場版の展開も「もう一度ドラマ版を見返そう」という動きを生み出し、視聴回数が重なっていきました。

「黒沢目線で観るとまた違って見える」「初回では気づかなかった」というコメントも多く、この“繰り返し観たくなる余白”こそが本作のリピーター現象を支えています。

劇場版『チェリまほ THE MOVIE』が大ヒット

2022年にはファン待望の映画化、映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』が全国公開されました。ドラマ最終回からその後の2人の関係を描き、映画でも観客動員30万人を超えるヒットを記録。

映画版では、社会人としての葛藤や遠距離恋愛に直面する安達と黒沢の姿を通して、「大人になっても変わらないやさしさと絆」を描いています。

​​町田啓太の快演が生んだ“黒沢優一という理想”

本作のもう一つの魅力は、町田啓太さんの圧倒的な存在感です。黒沢優一というキャラクターをより立体的に、そして愛される存在へと導きました。

ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』は、“心の満足度”で愛されたドラマです。恋愛の美しさや人のやさしさをまっすぐに描き、何度観ても新しい感情が芽生える作品。町田啓太さんと赤楚衛二さんが生み出した奇跡の化学反応は、まさに“魔法”そのもの。静かに人の心を癒やし続ける名作として、これからも語り継がれていくことでしょう。ぜひご覧ください!


※記事は執筆時点の情報です