「メモしない部下」と「マニュアル、指示書を用意しない上司」どちらに問題がある？300人の回答は？

職場で上司から指示を受ける際、どのように対応していますか？

SNSで「メモを取らない部下と、タスクや手順をテキストで用意せず口頭で伝える上司は、はたしてどちらが良くないのか？」という議論が話題になっています。

上司、部下の垣根を超えて、人によって意見はさまざまに分かれているようです。

今回は、「メモをしない部下と指示をテキストで用意しない上司、どちらが問題か？」というテーマでアンケートを行い、調査しました。

部下がメモを取るべき派の考えは？

全300件（有効票）から寄せられたアンケートの結果はこちらです。

今回のアンケートでは、「メモしない部下」と「指示をテキストで用意しない上司」どちらに問題があると思いますか？という問いに対し、

という結果となりました。

メモをしない部下に問題があると考える人のコメントを紹介します。

情報を聞いて書いて、手順を理解するために、メモを取る方が、理解できる。工程を組み合わせるのにも役に立つ。
（60代男性・会社員・広島県）

部下が上司の話を聞いてメモをとるのは当たり前。基本は身体で覚えるけど覚えきれないところをメモするのは常識
20代女性・会社員・千葉県

上司にも配慮は必要だけど、指示を受ける立場として、忘れないように自分でメモをとるのは、部下の基本的な責任だと思うから。
（40代男性・会社員・静岡県）

たとえ手順書が用意されていたとしても書かれていないこと、自分以外が質問等をして残したほうが良い情報が出るかもしれないのでそれを残すためにメモは必要と思う。
（40代女性・会社員・東京都）

指示をテキストで用意しない上司に問題があると考える人のコメントを紹介します。

口頭で伝えられても一度は間違えてしまうことが多いため、テキスト形式だと分かりやすいし、振り返りやすいと感じるから
（20代男性・会社員・山梨県）

新しい仕事であればなおさら、依頼をする側がわかりやすく伝える努力をするのは当然。
（60代男性・公務員・中部地方）

口頭でなんでも覚えられるとは限らないので、普通にマニュアルを貰った上で指導してほしい。そのくらいしないと、他の人との作業の差が出てきて二度手間になる。
（20代女性・会社員・東北地方）

口頭で指示した場合、言った言わないの論争に発展する可能性があるので、証拠的な役割を果たすテキストを用意したほうが良い。
（40代女性・会社員・東北地方）

部下、上司どちらにも改善の余地があると考える人のコメントを紹介します。

口頭だけで業務を伝える上司も問題ですが、部下がメモを取らないのもリスクです。過去に口頭だけで業務を覚えようとして手順を間違えたことがあり、テキストとメモの両方が必要だと感じました。
（30代女性・会社員・東京都）

上司としては新しい仕事を任せたいという意思があるならテキスト等を用意するべきであり、部下としては学ぶ姿勢が大切でありメモを取るのは当然必要なことだと考える。
（20代男性・会社員・大阪府）

人は忘れるもの、なので、上司もある程度の手順書や説明書きを準備するのは、後輩に仕事を指示する上では必要だと思うし、
教えてもらっているので、忘れないようにメモをとって、努力をすることは必要だと思う。
（30代女性・会社員・関東地方）

指示を受ける側は、間違いがないようにメモを取らなければならない。指示を出す側は、チームとして成果を出すために分かりやすく伝えなくてはならない。どちらも歩み寄る必要がある。
（30代男性・会社員・大分県）

今回は、メモをしない部下と指示をテキストで用意しない上司、どちらが問題か？という議論に対する世の中の人の見解をご紹介しました。

部下がメモを取るべきだと考える方からは、メモを取ることで仕事を覚えられる、もしマニュアルがあったとしても個人的な疑問などをメモするべきという声がありました。

一方で、指示をテキストで用意すべきと考えている方からは、部下の立場から「口頭だけでは覚えきれない」、上司の立場から「マニュアルを用意したほうが覚えやすくて親切」とのコメントが。

そのほか、両方必要であるというハイブリッドな意見を提案している方も。このように、本件については人によって大きく意見が分かれているようです。

みなさんは、こちらの件についてどのように思いましたか？

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/10/02〜2025/10/03
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問／現在仕事をされている方限定
・有効回答数：300