渡辺直美にピース綾部…　日本で活躍した「人気芸人」たち、 海外へと飛び立った “現在の姿” とは

日本のメディアで一時代を築いた、3人の芸人たち

2024年12月に活動拠点をハリウッドへ移したゆりやんレトリィバァさんのように、近年は海外に挑戦するお笑い芸人が増えています。そこで今回はゆりやんさんと同じく、アメリカに活動拠点を移すなどして海外進出している芸人を3人紹介。現在、彼らはどのような活動をしているのでしょうか。

まず一人目は、ビヨンセのモノマネで大ブレイクした渡辺直美さんです。渡辺さんは2007（平成19）年にデビューすると、世界的な歌姫・ビヨンセのダンスパフォーマンスをテレビ番組で披露して大ブレークします。その後、「ピカルの定理」（フジテレビ系）をはじめ、さまざまなバラエティー番組に出演して人気を獲得。ドラマ「カンナさーん！」（TBSテレビ系）で主演を務めるなど女優業でも活躍します。

そんな渡辺さんは、2016年10月に開催したワールドツアーが全公演チケット即完を達成。2019年からは、東京とニューヨークの2拠点生活を開始。さらに、2021年4月から活動の本拠地を米ニューヨークへ移して大ブレーク。インフルエンサーとして注目され、公式インスタグラムのフォロワーは1000万人を突破しました。2023年には、全米7都市を回るライブツアーを成功させています。

2024年10月には、ニューヨークで全編英語にて挑んだ初のスタンダップコメディーを開催。アメリカだけでなく日本でも人気が拡大し、2026年2月11日には東京ドームで「渡辺直美（20）in 東京ドーム」を開催予定です。インスタグラムでは、東京ドームを利用して撮影したPR動画も公開中。美しいドレス姿の写真も多く、特に同性から高い支持を得ています。

二人目に紹介するのは渡辺さんと同時期にブレイクした、お笑いコンビ ピースの綾部祐二さんです。綾部さんは2003（平成15）年に又吉直樹さんとピースを結成。「キングオブコント2010」で準優勝を果たすなど、ネタに定評があるコンビとしてブレークします。綾部さんはトークスキルが高く数多くの番組でMCを担当し、個人では“イケメン芸人”として人気を得ました。

そんな綾部さんは、「ハリウッドスターになって、レッドカーペットを歩く」を目標に、2017年からニューヨークに活動の拠点を移動。その後、アメリカで主に活動を行い、Netflixのバラエティー番組「ファイナル・テーブル」に出演するなどしています。

ほとんど音沙汰がない期間がありましたが、2022年には著書「HI, HOW ARE YOU?」を刊行。この書籍のインタビューで、アメリカの映画にエキストラ出演や、Google PixelのCMに出演していたと話しています。また、アメリカで英語教師を務める日本人の一般女性と結婚していたことも明かしました。

その後は、自身のYouTubeチャンネルや、インスタグラムで近況を報告。特に、インスタグラムでは趣味のバイクや日常生活を配信して、ややナルシスト的な写真や動画ばかりだと話題です。最近では、2025年4月に日本でピースとしてトークライブを開催しています。

最後に紹介するのは、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんです。村本さんは、中川パラダイスさんと2008（平成20）年9月にコンビを結成。2013年に「NHK上方漫才コンテスト」、「THE MANZAI 2013」で優勝し、独特な口調とテンポの漫才でブレークしました。

数多くのバラエティー番組やライブに出演していた村本さんは、2024年2月に渡米してスタンダップコメディアンとして活動中。また、SNSなどで日本の政治や文化に痛烈な発言をし、ネットニュースになることが多い芸人です。スタンダップコメディアンとしては、日本でもステージを行うなど新しいお笑いに挑戦しています。

海外に挑戦する、勇気ある3人。新しいことに挑戦しているからか皆、目が輝き生き生きとしているように見受けられます。3人とも公式インスタグラムでは頻繁に近況を報告しているので、興味がある人はチェックしてみてください。

（ゆるま小林）