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ハレの日・ケの日の意味と由来とは? 結婚式が特別な時間になるワケ

  • 2025.8.21

結婚式は「人生最大のハレの日」と言われます。そもそも、この“ハレ”とは何なのでしょうか。

日本古来の「ハレとケ」という考え方を知ると、「結婚式=ハレの日」という意味がもっと深まるはず。今回は「ハレとケ」の意味や由来、漢字や使い方、そして結婚式との関わりについてご紹介します。

ハレとケの意味とは?

ハレ=非日常のお祝いごと
「ハレ」とは、祭りや祝い事などの特別な日を表します。お正月や誕生日、成人式、七五三、結婚式など、日常を離れて着飾った衣装を着たり、ごちそう、特別な儀式は、普段とは違う時間を演出してくれます。

ケ=日常の暮らし
一方で「ケ」とは、ハレ以外の日常生活を意味します。ご飯を作って食べて、仕事をして休む。そうした日々の繰り返しが「ケ」と言われています。

ハレとケの由来と歴史的背景

「ハレとケ」という考え方は、日本の民俗学から広まったとされています。昔の人々は、日常生活を「ケ」、特別なお祝いごとを「ハレ」と呼び、生活を切り替えることで心身のバランスをとってきました。

また、近年は「ハレ」と「ケ」の二つだけではなく、「ケガレ」という考え方もあわせて語られます。日常(ケ)の力が弱まると「ケガレ」が生じ、それを回復させるのが「ハレ」という特別な時間と考えられています。これは現代でいうと、忙しい日常に疲れたとき、旅行やイベントでリフレッシュする感覚にも似ているでしょう。

この「ハレとケ」という考え方は、実は日本だけでなく世界中の文化に存在します。普段は単調に思える毎日でも、特別な日があることで区切りやメリハリがつき、暮らしが豊かになります。そしてハレの日には、普段は控えるような華やかな行為や表現が許されることもあります。その代表が祭りです。各地で行われてきたお祭りは、稲作の豊作祈願や感謝と結びつき、暮らしの節目を彩る大切なハレの場とされてきたのです。

ハレとケの漢字の意味と使い方

ハレとケは漢字でどう書く?
「ハレ」には、節目という意味があり、空が澄み渡る「晴れ」と同じ言葉に由来します。明るく清らかで、すがすがしい状態を表し、他の使い方としては「晴れ姿」「晴れ着」といった言葉があります。

一方「ケ」は漢字で「褻」と書き、日常や正式でないことを表します。また「けがれる」という読み方もあり、ここから「ケガレ(穢れ)」という言葉も生まれました。「ケ」が「枯れる」状態を指し、疲弊した日常や不調を意味するようになったのです。

ハレとケはどんな場面で使う?
「ハレとケ」という言葉は、たとえば「今日はハレの日だから奮発しよう」「普段はケの日ごはんでいい」など、特別な日と普段の暮らしを分ける表現として使われます。

こうしたハレとケの区別は、特に行事や冠婚葬祭の場面で使われ、成人式や七五三、入学式、そして結婚式など、非日常のお祝いや儀式を行う日は「ハレの日」と呼ばれます。フォーマルな服に袖を通しただけで背筋が伸び、気持ちまで改まる経験は、多くの人が経験しているのではないでしょうか。

結婚式は人生最大のハレの日

「ハレ」と「ケ」という切り口で見ると、結婚式は人生の中でも最大のハレの日といえます。

結婚式の衣装は、まさに「ハレ」の象徴。和装なら白無垢や色打掛、洋装ならウエディングドレスやカラードレスなど、普段は着ることのない特別な装いだからこそ、非日常感を感じることができます。

また、料理にもハレの要素がたくさん込められています。婚礼料理は見た目も華やかな上、海老や鯛などおめでたい食材が使われることも多く、引き出物やギフトでも、縁起の良いものが選ばれます。

さらに、結婚式は新郎新婦だけでなく、家族やゲストにとってもハレの日。普段は見られない華やかな姿に立ち会えることで、大切な人たちとの絆を改めて感じることができます。

ハレとケを知ることで、日常生活にメリハリが生まれる

「ハレとケ」という考え方は、日常と非日常のバランスを大切にする日本文化の知恵です。結婚式はまさにその象徴であり、人生の大切な節目。意味や由来を知ることで、自分にとっての「ハレの日」をより特別に感じられるのではないでしょうか。

また、結婚生活が始まると「ケ」の日々が続きます。そんな中でも誕生日や記念日に特別な食事を楽しむ、旅行に出かけるなど、小さなハレを大切にして、ぜひ暮らしを豊かにしてみてください。

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