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「不倫はダメだけど…」「憎めない」“禁断に切り込む脚本”なのに共感者が相次ぐ事態に…「神ドラマ」“圧巻のリアリティ”光る傑作

  • 2025.10.2

映画やドラマの中には、描写の激しさに思わず目を見張る作品があります。今回は、そんな中から"過激さに驚愕した名作ドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBSテレビ系)をご紹介します。清純派のイメージを覆す大胆なシーンと、恋愛と政治を重ね合わせた濃密な人間模様で視聴者を惹きつけた本作の魅力とは――。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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フリーライブに臨む前田敦子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBSテレビ系)
  • 放送期間:2016年4月20日~6月22日
  • 出演: 前田敦子(毒島ゆり子 役)

ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』の主人公は、前田敦子さん演じる政治記者・毒島ゆり子。幼い頃に父親に裏切られた経験から、恋愛では「彼氏を二人作る」という極端なルールを貫いています。誰かに裏切られても、もう一人が自分を愛してくれる——そんな歪んだ安心感を求めながら生きてきたのです。

念願の政治部へ異動したゆり子は、大物政治家・黒田田助(片岡鶴太郎)の番記者に抜擢されます。奔放な恋愛を続けながらも政治の世界で奮闘する中、ライバル紙のエース記者・小津翔太(新井浩文)と出会い、次第に彼に惹かれていきます。しかし小津は既婚者。ゆり子は「不倫はしない」という自らのルールと、抑えきれない想いの狭間で葛藤を繰り返すことになります。

長年の恋人・幅美登里(渡辺大知)や新たに出会う男性と関係を持ちながらも、小津への気持ちは抑えられず、やがて禁断の一線を越えてしまうゆり子。政治と恋愛、両方の世界で「愛と裏切り」に翻弄されながら、彼女は選択を迫られていきます。最終的に「自分が本当に愛していたのは誰なのか」と向き合う彼女の姿は、スキャンダラスでありながらも切実な生き様を映し出しています。

“深夜の昼ドラ” - 民放連ドラ初主演作で挑んだ“せきらら愛憎劇”

『毒島ゆり子のせきらら日記』は、TBSの「テッペン!水ドラ!!」枠で放送されたオリジナルドラマです。主演の前田敦子さんにとっては民放連続ドラマ初主演作となり、彼女が約2年ぶりに歌う新曲「Selfish」が主題歌として起用されました。また劇中では渡辺大知さんが所属するバンド・黒猫チェルシーが書き下ろした『抱きしめさせて』が流れ、話題を集めました。

脚本は映画『六人の嘘つきな大学生』の脚本も手がけた矢島弘一さん、音楽は独特な世界観を持つパスカルズが担当。演出には坪井敏雄さんが名を連ね、政治と恋愛を二重のテーマに据えた“深夜の昼ドラ”として制作されました。

キャストには、前田敦子さんのほか新井浩文さん、渡辺大知さん、中村静香さん、八木将康さんらが出演。片岡鶴太郎さんや橋爪淳さん、山崎銀之丞さんといった演技派も脇を固めています。さらに清原果耶さんやバカリズムさんといった注目の俳優陣も加わり、物語の展開に厚みを加えました。

“恋愛”と“政治”という一見異なる世界を「愛と裏切り」という共通項で描き出し、深夜枠らしい挑戦的な題材と濃厚な人間模様で視聴者を引き込んだ意欲作です。

そんな『毒島ゆり子のせきらら日記』ですが、賛否が巻きこりやすい“不倫”というテーマを扱っているだけに「やっぱり不倫か」「絶対ダメ」「ありえない」など不倫への厳しい声がSNSでは見られました。

一方で、不倫の当事者である毒島ゆり子に共感の声が相次いでいる点も本作品の特筆すべきところです。「不倫はしない」と心に決めていた毒島ゆり子が葛藤しながらも、不倫に足を踏みれてしまう様子に「憎めない」「不倫はダメだけど…」「嫌悪感がない」など共感する声も多く見られました。

視聴者を翻弄した濃密ラブストーリー

『毒島ゆり子のせきらら日記』で大きな話題を呼んだのは、元AKB48の前田敦子さんが見せた体当たりの演技でした。濃厚シーンが次々と展開され、深夜枠ながら「ここまで見せるのか」と視聴者を驚かせます。

玄関での激しいキスや、下着姿を惜しみなく披露する場面は、清純派のイメージが強かった前田さんにとって“新境地”といえる挑戦でした。ジムで出会ったばかりの野村新太郎(八木将康)と更衣室で熱烈なキスを交わし、そのままスタッフルームへ消えていくシーンも印象的です。小津とシャワーを浴びながら絡み合う濃密な場面もあり、物語が進むにつれて緊張感と官能性が高まっていきます。

SNSでは「過激すぎて驚いた」と戸惑う声がある一方、「ビジュがまじでヤバい」「これで好きになった」「女優として本気を感じた」「前田敦子のベストドラマ」と称賛する声も相次ぎました。

このドラマの魅力は過激な描写だけではありません。恋愛と政治を「愛と裏切り」という共通の軸で描き、大物政治家の分党劇を追う緊迫した取材現場と愛憎渦巻く恋の駆け引きが同じ熱量で展開される構成も見どころの一つです。この二つのストーリーが並行して進むことで、視聴者はまるで禁断の世界を覗き見しているような背徳感に引き込まれていきます。

「天国から地獄」と形容されたように、幸せの絶頂から一気に絶望へと突き落とされる展開も多く、ドラマチックな場面が毎回用意されていました。

登場人物が全員愛おしい!!」「神ドラマ」「傑作すぎる」と絶賛する声も多数寄せられています。

恋愛ドラマの枠を超えた、危うくも熱い物語は、今なお"過激さに驚愕した名作ドラマ"として愛され続けています。


※記事は執筆時点の情報です