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「悔しすぎる」「涙出てきた」7年間待ち続けた末に“映画化白紙”の異例事態…だけど「超えるアニメない」熱狂ファンを生んだ神作

  • 2025.9.27

華やかな映画の世界には、スクリーンで輝く作品がある一方で、制作が発表されながらも私たちの目に触れることなく消えていった幻の企画が存在します。「もし完成していたらどんな傑作になっていたのだろう」と想像を巡らせることは、映画のロマンのひとつと言えるでしょう。今回は、そんな“映画化が白紙になった作品”5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、2016年放送のアニメ『ユーリ!!! on ICE』(テレビ朝日系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“映画化が白紙になった作品”アニメ『ユーリ!!! on ICE』

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『ユーリ!!! on ICE』(テレビ朝日系)
  • 放送期間:2016年10月5日~12月21日

あらすじ

漫画家の久保ミツロウさんとアニメ監督の山本沙代さんが原案を手掛け、アニメーション制作をMAPPAが担当して制作されたテレビアニメ。

フィギュアスケーターの勝生勇利(豊永利行)は、日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗を喫し、失意のまま故郷の九州へ帰ってきました。「現役続行と引退はハーフハーフ」という気持ちで実家に引きこもっていた勇利の前に、突然、世界選手権5連覇中のレジェンド、ヴィクトル・ニキフォロフ(諏訪部順一)が現れます。

驚く勇利をよそに、ヴィクトルは勇利のコーチになることを一方的に宣言します。そこへ、同じくヴィクトルにコーチをしてもらう約束をしていた、ロシアの若き下克上スケーター、ユーリ・プリセツキー(内山昂輝)も乗り込んできます。

崖っぷちに立たされた日本のスケーター勝生勇利と、シニアデビューを控えたロシアのユーリ・プリセツキー。2人の“ユーリ”と絶対王者ヴィクトルが挑む、前代未聞のグランプリシリーズが今、幕を開けます―。

7年間の沈黙、そして悲劇…劇場版が制作中止に

2016年に放送され、社会現象を巻き起こしたアニメ『ユーリ!!! on ICE』。その完全新作となる映画『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE』が2019年の公開を予定していたものの、延期となったまま進捗は長らく謎に包まれていました。そんななか、2024年に映画の公式サイトにて、ユーリ!!! on ICE 製作委員会とアニメーション制作を手掛けた株式会社MAPPAは連名で「度重なる協議や調整を続けてまいりましたが、諸般の事情により製作を断念せざるを得ない」と声明を発表。正式に制作が中止されることとなりました。

突然すぎる知らせに、SNSでは「映画化が白紙になったの悲しい」「悔しすぎる」「涙出てきた」といった悲痛なコメントが相次ぎました。なかには「ずっと待ち続けるので映画化してほしい」と、諦めきれない想いを綴るファンもいたようです。テレビシリーズ放送から8年以上、劇場版の制作発表から7年という長い時間、ただひたすらに続報を信じて待ち続けたファンにとって絶望とも言える発表となりました。

アニメ『ユーリ!!! on ICE』の見どころ※ネタバレあり

アニメ『ユーリ!!! on ICE』の見どころは、元プロフィギュアスケーターで振付師の宮本賢二さんが振り付けを担当した、リアルで芸術性の高いスケーティングシーンです。キャラクターの個性や心情を表現した独創的なプログラムの数々は、アニメの枠を超えたクオリティで観る者を圧倒します。フィギュアスケートを見たことがある方はもちろん、フィギュアスケートをよく知らない方でさえも魅了するシーンとなったことでしょう。

また、崖っぷちスケーターの勝生勇利が、憧れの選手であるヴィクトル・ニキフォロフをコーチに迎え、グランプリファイナル優勝を目指すストーリーも感動必至。勇利の挫折と再生、ヴィクトルとの師弟関係の変化、そしてもう一人のユーリであるユーリ・プリセツキーとのライバル関係など、キャラクターたちの繊細な心理描写が丁寧に描かれています。スケートの迫力と人間ドラマ、そして美しい音楽が一体となり、多くの人々の心を掴む感動的な物語が展開されました。SNSでは「神作品」「どんな作品も代わりにはなり得ない」「超えるアニメないと思ってる」など熱狂的ファンが多く見られました。

まだアニメ『ユーリ!!! on ICE』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“氷の上で繰り広げられる熱い物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です