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「早く閉経してほしい」「まだ終わらない」57歳女性の“悲痛な声”…→生理は“最長”いつまで続く?【医師が回答】

  • 2025.8.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

50代を迎えてもまだ閉経が終わらず、不安や戸惑いを感じる女性は少なくありません。

閉経は女性の人生で大きな節目ですが、その終わりの時期は個人差が大きく、周りと比べてしまうと「これって私だけ?」と心配になることもあります。今回は、更年期の終わりが実際にいつ頃なのか、どんなことが影響しているのかをわかりやすく解説します。

あなたの「閉経がまだ終わらない」という不安に寄り添い、安心感につながる情報をお伝えしますね。

更年期の終了時期は個人差が大きい!「最高で何歳まで?」を知ろう

ホットフラッシュは落ち着きましたが、更年期鬱が続いていて困っています。早く閉経すれば落ち着くのかなと思っていますが、中々閉経しません。閉経が50歳前後と聞いたのですが、その年齢を超えてもまだ終わらず不安です。最高でも何歳には終わるものでしょうか?(57歳・女性)

まず、更年期とは閉経を挟んで前後およそ10年間ほど続く体調の変化のことをいいます。この期間はホルモンバランスが大きく変わるため、多くの女性がさまざまな症状を経験します。一般的に閉経の平均年齢は50歳前後ですが、45歳~55歳の幅があり、「最高で何歳に終わるか?」については明確な数字はありません。

実際には、60歳前後で閉経を迎える方もいます。医療的には「最後の月経から12か月間、生理が来なければ閉経」と定義されているため、月経が長く続いた場合でも、この期間通過すれば更年期は終わったと判断されます。焦らず、体の声に耳を傾けることが大切です。

なお、更年期の長さや終わり方は遺伝的要因や生活の質、ストレスの有無、体の状態によっても差が出ます。だから「最高で何歳まで?」と気になるときは、あくまで個人差を踏まえて考えるのがポイントです。

更年期の背景にあるホルモン変化や実際の経験例

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

更年期は女性ホルモンのエストロゲンが減少し始める時期で、これが不調や生理の不規則さを引き起こします。閉経が遅い場合、ホルモンの低下もゆっくりで、そのため症状が長引くことも少なくありません。加えて、閉経が遅れる要因としては、遺伝のほかに妊娠の回数、生活習慣、体重やストレスレベルなども関係しています。

例えば、健康的な生活を心がける女性で閉経がゆっくり進むこともあれば、長年のストレスや激しい体調の変動により早めに終わるケースもあります。また、閉経の終わりが遅いからといって必ずしも重い症状が続くわけではないため、一人ひとりの体質や状況によっても大きく異なります。

医療機関では血液検査などでホルモンレベルを調べ、更年期の状態を確認することも可能です。悩みが強い場合は専門医に相談すると、ホルモン療法や生活改善のアドバイスが受けられます。

更年期終了の目安と焦らず自分を大切にするポイント

まとめると、更年期は通常45歳から55歳の間に入り、閉経の終わりの目安は最長で60歳前後と考えられています。しかし、この期間には大きな個人差があり、「閉経がまだ終わらず不安」という気持ちは決して珍しいものではありません。

更年期の終わりが遅い女性も健康的に日常を過ごせることは多く、症状の管理や生活習慣の見直しが重要です。自分の体のサインをよく観察し、無理せずに生活の質を高める工夫をすることで、不安を軽減しやすくなります。

最後に、閉経や更年期は女性の人生の一部であり、体の変わり目を理解して共に付き合うことが質の良い生活の秘訣です。安心して新しい自分の体と向き合っていけるよう、正しい知識と積極的なケアが役立つでしょう。


監修者:浅草橋西口クリニックMo 頴川 博芸

静岡県沼津市出身。日本大学医学部中退、東海大学医学部卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了。順天堂大学医学部附属静岡病院で初期臨床研修修了後、順天堂大学医学部附属順天堂医院、越谷市立病院、順天堂大学医学部附属練馬病院などを経て現在は浅草橋西口クリニックMo院長、順天堂大学医学部附属順天堂医院食道・胃外科非常勤助手。資格は日本専門医機構外科専門医、日本温泉気候物理医学会温泉療法医、日本医師会認定産業医など。趣味は旅行。