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TWICE・ダヒョン「学生に戻ったような気持ちに」 映画初挑戦にして主役に!

  • 2025.8.11

世界的ガールズグループTWICEのメンバー、ダヒョンさんが『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』で初主演を果たした。映画初挑戦にして主役という大役に、緊張と楽しみが半分ずつだったとダヒョンさん。

ダヒョンさんが映画デビュー! 初恋の愛しさと切なさを表現

「ファンの方が私の挑戦をどう受け止めてくれるのかドキドキしました。でも、演技をするなら学生役がやりたいと思っていたので、高校生役のオファーがきた時うれしくて。また、W主演を務めるジニョンさんはアーティストの大先輩。二人の間にどのようなシナジーが生まれるのかもすごく楽しみでした」

物語の舞台は2002年の春川(チュンチョン)。恋愛とは程遠い高校生のジヌ(ジニョン)は成績優秀でクラスのマドンナ、ソナ(ダヒョン)への想いに気づき、二人は次第に特別な絆を築き始めるというノスタルジックラブストーリー。ソナという役柄を演じるにあたり、監督と綿密にディスカッションを重ねたというダヒョンさん。ソナをはじめ、各キャラクターに設定されたMBTIのおかげで役の理解がしやすかったと教えてくれた。そして、ソナと自分は共通点が多い、とも。

「実は私、学生時代は学級委員をしていたんです。普段は静かだけど、ここぞという時は自分の意見をはっきり言うところも似ています」

劇中では、おとなしいソナの感情が一気に溢れ出すシーンもある。

「正直どう感情を表現すればよいか悩みました。そこで自分自身に置き換えてみたんです。もし、人生の全てを捧げて必死にダンスを練習してきたのに、大事な場面で失敗したら…? と。そんなふうに想像したら、本当に胸が痛くなりました。その気持ちをもとに演じたんです」

自分の心の奥に触れ、繊細な感情を見事に表現したダヒョンさん。特に印象に残ったシーンを聞くと、

「夏に運動場で男子生徒がバスケをしている場面! 本当に学生に戻ったような気持ちになりました」

映画では、落ちこぼれのジヌがソナと出会い、転機を迎える。では、ダヒョンさんにとっての転機とは?

「やはりTWICEとしてデビューしたことです。そのおかげでアーティスト活動ができ、演技にも挑戦できました。そして、私を導いてくれる人たち、応援してくれるファンの人たちにも出会うことができた。それが今の私の原動力です」

TWICEのメンバーたちもダヒョンさんの初主演作をあたたかく見守ってくれたそう。

「試写会にはメンバーたちが来てくれて、花束やケーキまで準備してくれたんです! 『人生に一度しかない青春をうまく表現していたね』とか、カカオトークで一人ひとり感想を送ってくれて、メンバーからの励ましや愛のある言葉がうれしくて」

今後もドラマ出演が発表されているダヒョンさん。歌手としての魅力に加え、俳優としての才能も開花させた彼女の今後がますます楽しみだ。

ダヒョン

1998年、韓国生まれ。約3年間の練習生期間を経て、2015年にリアリティ番組『SIXTEEN』に出演。オーディションを勝ち抜き、TWICEとしてデビュー。愛らしい性格で世界中のファンを魅了している。

Information

『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』

高校生の初恋を瑞々しく描く。W主演のダヒョンさんとジニョンさんが歌うエンディング曲にも注目。監督/チョ・ヨンミョン 出演/ダヒョン(TWICE)、ジニョン、ソン・ジョンヒョクほか 8月8日より全国公開。Ⓒ2025 STUDIO TAKE CO., Ltd. & JAYURO PICTURES CO., Ltd.

インタビュー、文・浦本真梨子

anan2458号(2025年8月6日発売)より

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