大自然を丸ごと楽しむ！「えひめ森林公園」＠伊予市

こんにちは！地域特派員momoです。 自然に浸れる心地よさに加え、様々なイベントや体験が満載でたびたび出向いている伊予市「えひめ森林公園」をご紹介します!

とにかく広〜い園内

「えひめ森林公園」は伊予市の中心部から車で15分ほど登った皿ケ嶺（さらがみね）連峰県立自然公園内にあり、愛媛県内最大のため池「大谷池」に隣接しています。園内には自然を満喫できる19区画のキャンプサイトやバンガロー、25種の木製アスレチック、ツリーハウス、森林学習展示館、遊歩道などがあります。

入口正面にキャンプサイトへ続く階段があり、登っていくとバンガローやドームテントもあります

キャンプ場左手にあるログハウスはその日のイベントの案内、アスレチックの受付をしてもらえます

恋と絆のパワースポット「結（ゆい）のブランコ」

「ブランコで写真撮りたい！」という娘とお友達、女子中学生３人と一緒に「結のブランコ」へ。受付でmapをもらい、ブランコまで最短のアスレチックコースを選択して出発しました。

途中自販機がないので飲み物を持参するよう案内いただきました。

ブランコまでのアスレチックコースは想定外の登り坂で「暑い!きつい!虫!!!暑い!きつい!虫〜!!!」と繰り返し叫びながら進む中学生。10種類のアスレチックを概ねスルーしてブランコを目指します。

途中休み休みようやくブランコがある第２林間広場に到着。涼しい風が吹くあずまやもあり、ゆっくり休憩できます。

友達、親子、恋人、夫婦etc.ブランコにのったどんなふたりにも「幸せ」が訪れるように、「結（ゆい）のブランコ」と名付けられたそう。自然と調和した木製のブランコを漕ぐと、眼前には松山平野が広がり空へ飛び出す爽快さ、絶景の素晴らしさ。登りきった達成感を味わえます。

フォトフレームもあります。最高のビューポイントで記念撮影

植樹祭応援事業も続々開催

えひめ森林公園は、令和8年に愛媛県で開催される「第76回全国植樹祭」のサテライト会場になっています。植樹祭応援事業として5月に開催された「第１回みきゃんの森のワンダーランド2025」にも参加しました。

5月のイベントではブナ・クヌギの植え替え体験［協力：えひめ森の案内人会（森育部会）・（特非）由良野の森］

カラダと地球が喜ぶマルシェ［協力：畑のがっこう］

みきゃんの森の音楽会［協力：愛媛コカリナサークル木音〜kanon〜・えひめオカリナ協会・えひめこども合唱団］

竹でつくった棒の先にこねた生地を巻いて焼く「巻き巻きパンづくり」［協力：えひめ自然保育連盟］

焚き火で焼きマシュマロ［えひめ森林公園主催ワークショップ］

自然の中、さまざまな出会いや体験が響き合う盛りだくさんのイベントでした。 「第２回 みきゃんの森のワンダーランド」は11月24日（月・休）！！楽しみです。

毎月第３日曜日は「森の案内人会」自然観察会開催

森林学習展示館前では、自然観察会へ出発直前の「えひめ森の案内人会」の方々にも遭遇。自然観察会は毎月第３日曜日に定期開催されています。申し込み不要、参加無料。季節の樹木や花、山野草などをガイドしてもらえます。

この日はらくらくコースで森林浴しながら散策。8月17日（日）、9月21日（日）も開催予定

多木園長に聞く「これからの森林公園」

えひめ森林公園 多木（おおぎ）紀隆 園長

2024年４月、森林公園の指定管理者が伊予鉄総合企画となったのを機に就任された多木園長。これまでは博物館や大型児童館などの公共施設で“人が学ぶ場”の運営管理を主業務とされていたそう。森のこと、木や環境のことなど、様々な分野の専門家と連携して豊かな経験ができるイベントや事業を多数企画されています。

「森林公園は、自然そのものが学びの場というところが最大の魅力。情報発信の経験を活かして人がもっと自然にふれあう豊かな機会をつくりたい。自然は「人の本質を見ることができる」ところもあります。例えば、山登り。自分のことでいっぱいいっぱいになるしんどい時に自分以外にどんな声をかけられるか、配慮できるか。焚き火やBBQでは、火おこしをはじめ食材を焼いたり配膳したりと様々なものごとに取り組む姿勢が見えます。自然の中で一緒に活動し、その人の「人となり」を見極めておくことで、企業の人材採用のミスマッチを防いだり、カップルの結婚の決め手になったり。今後は人の本質があらわになる自然の中ならではのイベントや事業展開を計画中です」とのこと。

ますます人に社会に有益な活動拠点になりそうです。一年中季節を感じ、学びも遊びも目が離せないえひめ森林公園へ、ぜひお出かけください！