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【韓国料理レシピ】貝の旨味がギュッと詰まった!「しじみごはん」は「えごまの葉のしょうゆ漬け」を巻いて歯ごたえのいい食感に!【李映林さん・コウ静子さん直伝! 李家の日々ごは

  • 2025.8.6

毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、"しじみごはん"のレシピです!

ひと口ごとに味や食感の違いを楽しめる献立に

「しじみがおいしい時季にわが家でよく作るのが〝しじみごはん〟です。貝の味わいを生かすため、使用する調味料はお酒だけ! シンプルに調理することで、貝の旨みがお米一粒一粒にしみ渡り、なんとも滋味深い一品に仕上がります。
 
また今回は、炊き込みごはんに塩味を加えない代わりに、〝えごまの葉のしょうゆ漬け〟を添えましょう。爽やかなえごまの葉の香りと、旨みの強い韓国産の粉唐辛子が絶妙に調和し、素朴な炊き込みごはんのいいアクセントになります。
 
しょうゆ漬けは、炊きたてのごはんを包んで食べるのはもちろん、麺類や肉・魚のおかずと合わせても!冷蔵で4〜5日保存ができるので、多めに作って常備しておくのもおすすめです。
 
副菜には、シャキシャキとした歯触りが炊き込みごはんとも相性がいい〝おかひじきの梅ナムル〟を。さっぱりとした梅干しの酸味も食欲をそそりますよ」

主食 しじみごはん、えごまの葉のしょうゆ漬け

しじみは殻と殻をこすり合わせ、きれいに洗うことが大事! 汚れをしっかり落とし、臭みを抑えましょう。さらにしじみの煮汁でごはんを炊くときは、底にたまった殻のかけらや砂が入らないように注意して活用を。
えごまの葉は調味料を塗る際、片面だけに塗って重ねていくと、効率よく両面に調味料をつけられます。

材料(3 ~ 4 人分) ・米…2合
・しじみ(砂抜き済みのもの)…500g
・えごまの葉…1袋(約10枚)

【A】
・しょうゆ、だし汁(煮干し)…各大さじ1と1/2
・みりん…大さじ1

【B】
・にんにく(すりおろす)…少々
・粉唐辛子(韓国産)、白いりごま…各小さじ2
・ごま油…小さじ1
・赤唐辛子(生・小口切り) …あれば少々
・青唐辛子(生・小口切り)…あれば少々

【C】
・水…1と1/2カップ
・酒…1/4カップ

作り方 

  1. えごまの葉は洗い、水気をペーパータオルでしっかりと拭く。
  2. 小鍋に【A】を入れて中火で熱し、ひと煮立ちしたら火を止める。粗熱を取り、【B】を加えて混ぜる。
  3. バットにえごまの葉1枚を入れ、表面に2を適量塗る。えごまの葉1枚を重ねて再度2を適量塗り、残りも同様に作る。
  4. しじみは殻と殻をこすり合わせてよく洗い、鍋に入れる。【C】を加えて中火で熱し、ふたをしてしじみの殻が開くまで煮る。ボウルにざるを重ねてしじみと煮汁に分け、しじみは殻から取り出す。
  5. しじみの煮汁は、水適量(分量外)と合わせて2と1/4カップにする。
  6. 米はといでざるに上げ、水気をきる。別の鍋に入れて5を加え、ふたをして30分ほど浸水させる。
  7. 6を中火で熱し、煮立ったら弱火にして13分ほど炊き、火を止める。しじみを加えて13分ほど蒸らし、底から上下を返すようにしてさっくりと混ぜ合わせる。好みの大きさに握り、3を添える。

作り方3

作り方4

副菜 おかひじきの梅ナムル

さっとゆでるだけで手軽に食べられる"おかひじき"は、ビタミン、カルシウム、食物繊維、鉄分などの栄養も豊富な食材です。スーパーなどでも手に入りやすくなってきたので、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてください。クセのない味わいは、どんな食材や調味料ともおいしくマッチしますよ。

材料(2人分)

・おかひじき…1袋
・梅干し…大1個

【A】
・白いりごま(半ずりにしたもの) …小さじ2
・ごま油…小さじ1
・しょうゆ…小さじ1/2

作り方 

  1. 梅干しは種を除き、粗く刻む。
  2. 鍋に湯を沸かし、おかひじきを入れてさっとゆでる。冷水に取って水気を絞り、長さ4cmに切る。
  3. ボウルに2、1、【A】を入れて和える。

作り方3

料理/李 映林、コウ静子 撮影/福尾美雪 構成・文/中田裕子
 
※素敵なあの人2025年8月号「食べて元気になる! 李家の日々ごはん vol.70」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

教えてくれた人 料理家 コウ静子さん

料理家、国際中医薬膳師。薬膳や韓国料理をベースにした、滋味深いレシピ提案が好評で、『季節に寄り添う韓国茶』(グラフィック社刊)などの著書も多数。

教えてくれた人 料理家 李映林さん

料理家。韓国・済州島出身。幅広い知識と経験による、愛情たっぷりの料理にファンも多い。著書に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社刊)。

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