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【韓国料理レシピ】魚料理「チョリム」は特別な日にも喜ばれる華やかな一品!【李映林さん・コウ静子さん直伝! 李家の日々ごはん】

  • 2025.7.18

毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、魚料理〝チョリム〟のレシピです!

韓国の日常食〝チョリム〞で魚料理の幅が広がる!

「わが家でもっともよく作る魚料理は〝チョリム〟で、韓国の煮込み料理のことです。今回はめばるを一尾丸ごと使うレシピを紹介していますが、魚はイサキやスズキ、鯛で作ってもいいですし、切り身で作ったり、はまぐりやしじみを加えたりしても! 魚介の旬や好みに合わせ、アレンジも自由に楽しんでもらえたらうれしいです。
 
食べごたえがあって見栄えもいい一尾魚で作れば、特別な日にも喜ばれる華やかな一品に仕上がりますよ。
 
めばるのチョリムは、素材の旨みが凝縮した煮汁もとってもおいしいので、ごはんにかけたり、ゆでたパスタをからめたりして、捨てずに最後まで食べきってほしいです。
 
特におすすめなのが〝きゅうりと青じそのごはん〟に煮汁をかける食べ方で、きゅうりのカリカリ感と青じその爽やかな香りが、ディルや実山椒を含んだ煮汁と驚くほどよく合います。ぜひ、お試しください」

主菜 めばるとアミの塩辛のチョリム

めばるの内臓を除く際は、骨が指に刺さらないように注意しましょう。また、盛りつけるときに表側になる面に切り込みを入れることで、味がしみ込みやすくなるほか、より一層食欲をそそる仕上がりになります。
調味料として使うアミの塩辛は、味を見て分量を調整すると◎。たらこ小さじ3〜4で代用も可能です。

材料(2 ~ 3 人分 )

・めばる…2尾
・そら豆(さやつきのもの)…4~5本
・ミニトマト…18~20個

【A】
・にんにく(つぶす)…2かけ分
・オリーブ油…大さじ2

【B】
・アミ(小えび)の塩辛…小さじ1~2
・水…500~600㎖
・酒…100㎖
・赤唐辛子(生)…2~3本
・実山椒(水煮)…大さじ1/2
・ディル(粗く刻む)…大さじ1  

作り方 

  1. 鍋に湯を沸かし、蒸し器をセットする。そら豆はさやから出し、蒸気の上がった蒸し器に入れてふたをし、強火にして3分ほど蒸す。取り出して粗熱を取り、薄皮を除く。ミニトマトはへたを取る。
  2. めばるはうろことえらを除き、腹に切り込みを入れて内臓を除く。流水で腹の中をきれいに洗い、塩水※適量(分量外)で洗って水気をペーパータオルで拭く。頭を左側にして置き、皮目に切り込みを2本入れる。
    (※塩水の塩分濃度は、海水に近い約3%を目安に。)
  3. フライパンにAを入れて弱めの中火で熱し、香りが立ったら、めばるを切り込みを入れた面を下にして並べ入れる。両面をこんがりと色づくまで焼き、切り込みを入れた面を上にしてBを加える。
  4. めばるに煮汁をまわしかけながら、8割ほど火が通るまで5~6分煮る。赤唐辛子、ミニトマト、実山椒を加え、ふたをして3分ほど煮る。そら豆を加えてひと煮し、器に盛ってディルを散らす。

作り方 3

作り方 4

主食 きゅうりと青じそのごはん

軽やかな味わいでさっぱりとした混ぜごはんは、チョリムなどの煮物はもちろん、炒め物や揚げ物との相性もぴったり! 主菜と一緒に食べることで、きゅうりと青じその風味がいいアクセントになります。
白米を雑穀米に代えたり、きゅうりと青じそをスプラウトやかぶの葉に代えたりしても美味ですよ。

材料(2~3人分)

・温かいごはん…450g
・きゅうり…2本
・青じそ…5~6枚
・塩…小さじ1/2

【A】
・酢…大さじ1
・オリーブ油…大さじ1/2

作り方 

  1. きゅうりは薄切りにしてボウルに入れ、塩をふってもみ込む。10分ほどおき、水気を絞る。
  2. 大きめのボウルにごはんを入れ、Aを加えて混ぜ合わせる。1を加えて青じそを小さめにちぎって加え、混ぜ合わせる。

作り方 2

料理/李 映林、コウ静子 撮影/福尾美雪 構成・文/中田裕子
 
※素敵なあの人2025年7月号「食べて元気になる! 李家の日々ごはん vol.69」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

教えてくれた人 料理家 コウ静子さん

料理家、国際中医薬膳師。薬膳や韓国料理をベースにした、滋味深いレシピ提案が好評で、『季節に寄り添う韓国茶』(グラフィック社刊)などの著書も多数。

教えてくれた人 料理家 李映林さん

料理家。韓国・済州島出身。幅広い知識と経験による、愛情たっぷりの料理にファンも多い。著書に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社刊)。

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