キアヌ・リーブス、盗まれた『ジョン・ウィック』の刻印入りロレックスが返還へ

キアヌ・リーブスの自宅から盗難され、チリ・サンティアゴで押収されたロレックス（ROLEX）6本が、FBIに引き渡される。その総額は12万5,000ドルにも及ぶ。『AP通信』の映像では、「ロレックス サブマリーナ」の裏蓋に「Thank You - JW4 - 2021」や「The John Wick Five」という刻印が確認できる。映画『ジョン・ウィック』シリーズのあるスタントマンは以前、キアヌから名前を刻印したロレックスを贈られたことを明らかにしていた。

これらは、2024年12月にチリ・サンディエゴ東部で、盗難車、iPhone、ブランドバッグなどと一緒に押収されたもので、当時チリの捜査当局はX（旧ツイッター）にて、「ペニャロレンにて、2023年12月にロサンゼルスで強盗被害にあった有名映画俳優所有の時計を含む、宝石類や高級時計など盗難品を押収した」と発表。また「暴力的な強盗事件」に関係したとして容疑者1人を逮捕したことを明らかにした。7月29日（現地時間）のチリ当局の発表によれば、自宅で盗まれたものと同じであるとキアヌが確認したそうだ。

アメリカでは高級住宅地を狙った南米の犯罪グループによる窃盗事件が相次いでおり、2月には、NFLカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ、同チームの選手でテイラー・スウィフトの恋人としても知られるトラビス・ケルシーの自宅に強盗が入り、チリ国籍の容疑者7人が逮捕された。キアヌの時計は、地元当局がFBIと協力の下で行った、一連の窃盗事件の捜査で発見されたそう。しかし現時点で当局関係者は、キアヌが被害にあった事件とほかの窃盗事件との関連は不明としている。

Text: Tae Terai

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