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「充電の減りが早くなった…」→これ見直して!【スマホ】のバッテリー寿命を伸ばす“5つのケア方法”って?

  • 2025.8.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スマートフォンのバッテリーは、使い続けるうちに必ず性能が低下します。しかし、日常の使い方や充電習慣を工夫することで、寿命を延ばすことは可能です。

そこで今回は、充電サイクルの基礎知識、バッテリーを長持ちさせる5つの基本ケア、そして寿命が近づいたときに現れるサインまでをわかりやすく解説します。

バッテリー寿命と充電サイクルの基礎

スマートフォンのバッテリー寿命は、「充電サイクル」が目安になります。充電サイクルとは、合計100%分の充電と放電を1回と数える単位です。

一般的に、300〜500サイクルを超えるとバッテリーの容量が新品時の80%程度まで低下するとされています。機種や使い方によっては800〜1000サイクル程度まで性能を保てるものもあります。

スマホのバッテリーを長持ちさせる5つの基本ケア

充電方法や使用環境の工夫によって、スマートフォンをより長く快適に使うことが可能です。

1|部分充電を習慣化

バッテリーは残量がゼロや100%に近づくほど負荷が高まります。

バッテリー残量を20%〜80%の範囲で維持することが理想的です。残量が30%程度になったら充電を開始し、80%前後で止めると劣化を抑えられます。短時間でこまめに充電する「つぎ足し充電」も有効です。

2|充電しながらアプリを使用しない

ゲームや動画視聴など高負荷の操作をしながらの充電は、発熱を招きバッテリーにダメージを与えます。充電中は極力操作を避け、満充電後は速やかにケーブルを外しましょう。

また、バックグラウンドで常時動作するアプリや頻繁な通知は、気づかないうちに電力を消費しています。不要な通知や位置情報取得をオフにすること、画面の明るさを自動調整に設定することで無駄な消費を抑えられます。

3|温度管理を徹底する

バッテリーは高温に弱く、特に40℃を超える環境では寿命が急速に短くなります。

真夏の車内や直射日光の当たる場所に置くことは避けましょう。温度変化が大きい場合は、ケースやポーチで保護すると安心です。

4|充電器を見直す

急速充電は便利ですが、頻繁に使用するとバッテリーに負荷がかかるため、必要時以外は標準充電を選ぶのが賢明です。ワイヤレス充電もバッテリーに負荷がかかるので注意してください。

5|定期的なメンテナンスを行う

OSやアプリのアップデートには、電力効率を改善する内容が含まれることがあります。定期的に更新を確認し、最新バージョンをキープしてください。

 バッテリー寿命が近づいているサイン

バッテリーの劣化が進んでいくと、徐々にスマートフォンに症状が出始めます。以下の状態になったらバッテリーの寿命が近づいている証拠です。

・以前より明らかに持ち時間が短くなった
・残量があるのに突然電源が落ちる
・充電速度が極端に遅くなった
・通常使用でも異常な発熱がある
・バッテリーが膨らんでいる、または端末の背面が膨らむ

これらが見られる場合は、早めにバッテリー交換や機種変更を検討する必要があります。

適切なバッテリー管理で長く使い続けられます

スマホのバッテリーは消耗品ですが、充電サイクルを理解し、日常の使い方を見直すことで寿命を延ばせます。部分充電、温度管理、アプリ設定の見直しなどを習慣化して使ってみてください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース