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スマホが“急に熱くなった”時、どう対応すればいいか知ってる?→冷蔵庫に入れるのは絶対やめて〜!

  • 2025.8.18
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

スマートフォンが熱を持つと、動作が重くなったり、バッテリーの劣化が進んだりするおそれがあります。

とくに夏の炎天下で動画撮影などをしていると発熱しがちです。

そこで今回は、スマートフォンが発熱する主な理由と、発熱してしまったときの適切な対処法を解説します。また、日常的に発熱を防ぐための使い方についてもご紹介します。

スマートフォンが発熱する主な原因

iPhoneが発熱する背景には、いくつかの要因が関係しています。

高温多湿な環境での使用

スマートフォンは高温多湿な環境に長時間さらされると、本体の温度が上昇します。

とくに夏場の直射日光が当たる場所や、閉め切った車内のダッシュボードでの放置は非常に危険です。熱がこもりやすいポケットやカバンの中も注意が必要になります。

また、高温環境は、内部部品にダメージを与えるリスクも高めます。

CPUへの過度な負荷

CPUに大きな負荷がかかると、スマートフォンから熱が発生します。

たとえば、グラフィックの美しいゲームアプリや、動画編集アプリなど、処理が重いアプリを連続して使用すると、CPUに負荷がかかって発熱を誘発します。

同様に、複数のアプリを同時に起動する場合でも負荷が増大し、熱が発生しやすくなります。

充電中の使用

充電しながらスマートフォンを使用すると、バッテリーに大きな負担がかかり発熱の原因となります。

とくに、負荷の高いアプリを操作中に充電すると、バッテリーとCPUの両方から熱が発生。過剰な発熱は、バッテリーの劣化を早める要因にもなります。

ストレージの空き容量不足

スマートフォンのストレージが不足すると、システムの動作に負担がかかり、発熱を引き起こす場合があります。

写真、動画、アプリなどが大量に保存されていると、空き容量が減少し、処理速度が低下します。結果として、CPUが余計な負荷を受け、発熱につながることがあります。

スマートフォンが熱くなったときの応急処置

スマートフォンが発熱した場合、速やかに応急処置をすることが重要です。適切な対応で、デバイスへのダメージを最小限に抑えてください。

電源を切って冷却

熱を持った状態のiPhoneを冷ますには、まず電源を切ることが効果的です。電源を切ることで、CPUやバッテリーの動作を止め、本体の熱を下げることにつながります。

自然に熱が逃げるのを待つのが基本ですが、ケースを装着している場合は、放熱を促すために外すのもいいでしょう。

扇風機などで風を当てる

電源を切ってケースを外した状態で、扇風機の風を当てるのも有効な手段です。自然に冷めるのを待つよりも早く、安全に冷却できます。

なお、冷蔵庫や冷凍庫に入れるのは絶対に避けてください。急激な温度変化により内部に結露が発生し、故障の原因になります。

スマートフォンを熱くしないための対策

iPhoneの発熱を未然に防ぐには、日頃の使い方を見直すことが大切です。

1|充電中は使用を避ける

充電中の使用は発熱の原因になります。とくに、ゲームや動画編集のような負荷の高いアプリの使用は避けて充電しましょう。

2|バックグラウンド更新の制限

バックグラウンドで動作しているアプリが多いと、気づかないうちにCPUに負荷をかけている場合があります。使わないアプリはWi-Fi接続時のみの設定に変更しましょう。

[バックグラウンド更新の制限する方法]iPhone
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「アプリのバックグラウンド更新」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「アプリのバックグラウンド更新」をタップ

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画像:筆者撮影

4.「Wi-Fi」を選択

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画像:筆者撮影

3|適切な環境での使用

スマートフォンを直射日光の当たる場所や高温多湿な環境で使用しないよう気をつけてください。涼しい場所で保管することで、外部からの熱の影響を最小限に抑えられます。

なお、Apple公式では、「35℃を超える周囲温度にデバイスをさらさないことが特に重要」とされており、気温が35℃を超える場合は注意が必要です。

4|ストレージの空き容量を確保する

iPhoneのストレージ容量が少なくなると、動作が不安定になり、CPUに負荷がかかりやすくなります。不要な写真やアプリを削除して、ストレージに余裕を持たせるようにしてください。

[不要なアプリを完全に削除する方法]iPhone
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「iPhoneストレージ」をタップ

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画像:筆者撮影

3.削除したいアプリを選択

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画像:筆者撮影

4.「アプリを削除」をタップ

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画像:筆者撮影

5|通気性の良いケースを選ぶ

ケースは、落下や傷から保護する一方、熱をこもらせる原因にもなります。夏場は、放熱を妨げないメッシュタイプの通気性の良いケースに変更すると効果的です。

スマホが発熱しても焦らず対処しよう!

スマートフォンが発熱した際の冷却方法や日常的な使い方の工夫を行うことで、端末の寿命やパフォーマンスの低下を防ぐことができます。ぜひこの機会に、発熱を事前に防ぐ設定を取り入れてみてください。


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース