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iCloudのデータ容量がパンパン…→不要なデータを一瞬で見分ける《ポイント》

  • 2025.10.30

iCloudの容量がパンパンでバックアップができない――。新機種に買い替えたとしても、引き継ぎができなければ意味がありませんよね。そんなときはまず、iCloudの中身を整理して「使っていないデータ」を削除するのがおすすめです。

バックアップしなくても良いアプリや古い端末データなどがあります。これらを見直すだけで、容量に余裕が生まれます。iCloud容量削減の方法を解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

1|古いバックアップを削除

iCloudの容量を圧迫している原因のひとつに、過去に使っていた古いiPhoneやiPadのバックアップデータが残っていることがあります。

機種変更をしても、iCloud内には前のデバイスのデータがそのまま保存されている場合があり、これが容量を大きく占めているのです。

【古いバックアップを削除する方法】
1.[設定]から自分のIDをタップ

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画像:筆者撮影

2.「iCloud」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「iCloudバックアップ」をタップ

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4.現在使っていない古いデバイスをタップ

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5.「オフにしてiCloudから削除」をタップ

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2|バックアップするアプリを厳選して容量を節約する

iCloudでは、初期設定のままだと、ほとんどすべてのアプリのデータを自動でバックアップしようとします。

しかし、すべてのアプリのバックアップが必要なわけではありません。容量が大きくなりがちなアプリのバックアップをオフにするだけで、iCloudの容量を大きく節約できます。

容量がとくに大きいゲームやSNSアプリはバックアップ不要

グラフィックや動画が多いゲームアプリや、Instagram、X(エックス)などのSNSアプリも、iCloudのバックアップをオフにすることで容量を減らせます。

ゲームのセーブデータはアプリを提供している側のサーバーで、SNSのデータもサービス側で管理されているため、iCloudに保存する必要がありません。

【不要なアプリを削除する方法】
1.[設定]から自分のIDをタップ

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画像:筆者撮影

2.「iCloud」をタップ

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3.「iCloudバックアップ」をタップ

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4.現在使用しているデバイスをタップ

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5.「すべてのアプリを表示」をタップ

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6.バックアップ不要なアプリをオフにする

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7.最下部にある「オフにしてiCloudから削除」をタップ

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画像:筆者撮影

なお、容量を占めやすいアプリのひとつであるLINEには、トーク履歴などのデータが保存されています。機種変更時、データ引き継ぎで必要になることがあるのでオンにしておきましょう。

3|iCloud Driveから不要ファイルを削除する

「iCloud Drive」には書類や動画、PDFなどが保存されていることがあります。そのままにしておくと、知らず知らずのうちに容量を圧迫してしまうため、整理が必要です。

【iCloud Driveのデータを削除する方法】
1.[設定]から自分のIDをタップ

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2.「iCloud」をタップ

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3.「Drive」をタップ

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4.「ストレージを管理」をタップ

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5.「ファイルを確認」をタップ

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6.不要なデータを削除する

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写真や動画は無料で使えるGoogleフォトなどに保存しておくのがおすすめ

iCloudの容量を最も大きく消費しているのが、写真や動画のデータです。もしiCloudの「写真」機能を使って写真や動画を保存しているなら、これらのデータを別の無料サービスに移すことで、iCloudの容量を一気に確保することができます。

たとえば、Googleが提供している「Googleフォト」や「Googleドライブ」などのクラウドサービスは、無料で使える容量がiCloudよりも大きく設定されていることがあります。

大切な思い出のデータは、iCloudから移動させておくと容量を気にせず済みますよ。

バックアップは「本当に必要なもの」だけに絞って、必要に応じて別の無料サービスを使おう

古いデバイスやiCloud Driveに放置された不要なファイル、バックアップ不要なアプリを整理するだけで、容量を十分確保することはできます。ただし、容量を大きく占める写真・動画データは、容量の大きい別の無料サービスへ移すのが賢明です。

ぜひこの機会に、それぞれのクラウドサービスを上手に使い分けてみましょう。


ライター: さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集: TRILLニュース