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「もしやってたら今すぐやめて!」【iPhone・Android】故障のリスクが高まる“NGお手入れ方法”って?

  • 2025.8.19
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

日常的に使うデバイスだからこそ、適切なお手入れが欠かせないスマートフォン。清潔に保つことで見た目を美しく保ち、性能を長持ちさせることができます。

しかし、なかには誤った方法でお手入れをして故障や損傷をしてしまう方もいるようです。そこで今回は、スマートフォンの正しいお手入れ方法と注意点を解説していきます。

お手入れをはじめるにあたっての注意点

清掃の前には必ず電源を切り、すべてのケーブルとケースを取り外してください。

ポートやスピーカー部分に水分や洗浄液が入り込むと故障の原因になるので、絶対に液体を直接かけたり浸したりしないでください。防水モデルであっても、液体の浸入は完全に防げない場合があります。

また、圧縮空気や硬いブラシの使用も避けましょう。表面のコーティングを傷つけるおそれがあります。

正しいお手入れ方法

画面はガラス製で、指紋や油分が目立ちやすい部分です。画面を拭く際は、液剤を布に少量含ませてから拭きます。

乾いた柔らかい布を使用する

画面や背面は、糸くずの出ない柔らかい布で優しく拭き取ります。マイクロファイバークロスが適しています。強くこすらず、軽い力で表面の汚れを落とすことがポイントです。

Apple公式では、柔らかくて糸くずの出ない布(マイクロファイバークロスなど)の使用が推奨されています。

薄めた中性洗剤の利用

皮脂や軽い油汚れが落ちにくい場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、しっかり絞ってから拭きます。直接本体に洗剤をかけることは避け、作業後は必ず乾いた布で水分を拭き取ってください。

なお、Appleの公式情報によると、洗浄用品や研磨剤は禁止となっています。耐指紋性撥油コーティングがはがれ、細かい傷が付くおそれがあります。

消毒剤の使用条件

70%イソプロピルアルコール含有ワイプ、75%エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプはAppleが使用を認めている方法です。外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。

ただし、漂白剤や過酸化水素を含む製品は使わないでください。

注意すべきNG行為

Apple公式が警告しているように、漂白剤やアルコール濃度の高い液体(75%より濃い濃度)は使用しないでください。デバイス内部に浸透すると、防水性能があっても故障のリスクが高まります。

また、電子レンジや食洗機での洗浄、圧縮空気を使った埃の除去も厳禁です。これらはデバイスを破損させる可能性があります。

さらに、iPhoneを水で丸洗いしたり、長時間水に浸けたりするのも避けてください。

そのほか、エアダスターの使用やティッシュや粗い布は細かな傷の原因となるためNGです。

誤った独自の解釈でお手入れをしないように気をつけよう

スマートフォンを長く快適に使うためには、定期的なクリーニングが欠かせません。やわらかい布を使い、必要に応じて薄めた中性洗剤やアルコールを活用することが基本です。ぜひこの機会に正しい知識を得て、お手入れをしてみてください。


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース