橋本帆乃香、快進撃の27歳カットマンは「世界トップ10入りを視界に入れる」 WTT公式がランク急浮上に注目「12カ月は奇跡の連続」

国際卓球連盟（ITTF）は29日、2025年第31週の世界ランキングを発表した。「WTTコンテンダーラゴス」で優勝を果たしたのが橋本帆乃香（デンソーポラリス）で、世界ランキングを5つ上げて14位に入った日本のカットマンにWTT公式サイトも関心を寄せている。

■早田ら撃破のアクラに快勝

橋本は第2シードとして挑んだシングルスの戦いで順当に決勝までたどり着いた。迎えた決勝では1回戦で早田ひな（日本生命）を下すなど躍進を見せたスリージャ・アクラ（インド）で、異質型の相手に立ち上がりの主導権を握った橋本が4－1で快勝。強さを見せつけて、4月の「WTTコンテンダー太原」以来の優勝を果たした。
そんな橋本は、29日に発表された世界ランキングで5つ順位を上げ14位へ再浮上。WTT公式サイトが今週の注目選手として橋本をピックアップしており、「トップ奪還への挑戦を続けるホノカ・ハシモトは、キャリア最高更新まであとわずかだ。昨年7月時点で世界ランキング139位だったハシモトにとって、この12カ月の道のりはまさに奇跡の連続だった」と1年あまりでのランキング急浮上に驚きを示している。
現状の日本女子では5番手につける橋本はハイレベルな争いに割って入る勢いを見せているが、同サイトは「先週ラゴスで行われた女子シングルスでの優勝は、彼女の驚異的なカムバックストーリーの新たな章にすぎず、今彼女は世界トップ10入りを視界に入れている」と自己最高位を更新してのトップ10入りも可能だと期待を膨らませている。
これまで佐藤瞳（日本ペイントグループ）とのダブルスでは国際舞台での活躍が光ってきた橋本だが、2025年に入ってシングルスでも日増しに存在感を高める。世界屈指のカットマンである27歳がさらなる快進撃を見せるかは注目が集まる。