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【MLB】ドジャース、サプライズ補強を発動か 不振コンフォートの代役はカージナルス巧打の二塁手? 外野陣強化へ“守備シャッフル”浮上

  • 2025.7.27
カージナルスのブレンダン・ドノバン(C)Getty Images
SPREAD : カージナルスのブレンダン・ドノバン(C)Getty Images

不振続くマイケル・コンフォート外野手の代役は二塁手か――。トレード期限が7月31日(日本時間8月1日)に迫る中、ドジャースの補強プランに新たな情報が浮上。スポーツメディア『The Athletic』など米複数メディアが、ユーティリティープレーヤーでもあるカージナルスブレンダン・ドノバン内野手の獲得に言及した。

■オールスターにも初選出されたドノバン

『The Athletic』は26日(同27日)、「トレード期限におけるドジャースの攻撃力強化に関する話題」と題して記事を公開。番記者を務めるファビアン・アルダヤ記者が「チームはリリーフ投手の補強を優先にしているものの、打者獲得をあきらめているわけではない」と伝えた。
ドジャースはナ・リーグ西地区で首位に立っているものの、投手陣に負傷者が続出し、特にブルペン事情は厳しい。また、打線では打率1割台に低迷するコンフォートがラインナップの穴となっている。
左翼を守るコンフォートの代役探しが急務となっている中、同記者は「複数のリーグ関係者から聞いた話では、ドジャースはトレード市場でトップレベルの選手を狙っており、カージナルスのオールスター選手ドノバンに関心を示しているそうだ」と記した。
28歳のドノバンは25日(同26日)終了時点で打率.293、9本塁打、42打点をマークし、今月行われたオールスターゲームにも初選出された。メジャー4年目を迎えているが、毎年コンスタントに2割台後半の打率を残している好選手だ。

■左翼手にはパヘスを起用か

本職は二塁手のドノバンだが、キャリア通算では186試合ほど外野でプレー。今季も左翼手として18試合出場しているユーティリティープレーヤーでもある。ただ、ドジャースが獲得に成功した場合、コンフォートの直接的な代役として左翼のポジションに就く可能性は低そうだ。
米メディアの見解をまとめると、ドノバンは二塁手として起用され、同じくユーティリティーマンのトミー・エドマン内野手が中堅へ。そして、現在中堅手としてプレーしているアンディ・パヘス外野手は左翼に回る公算が高いという。
不振コンフォートの代役として外野手を獲得するのではなく、内野手を加えた後に“守備シャッフル”で打線強化につなげるというのが、今回浮上したプラン。ドジャースは昨夏のトレード市場でエドマンを獲得したが、今夏もユーティリティープレーヤーを獲得するのか。サプライズ補強の行方に注目が集まっている。

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