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ママ友宅で息子のミルク授乳用にお湯を沸かしてもらったところ…「え?このお湯?大丈夫なの?」私が抵抗を感じたワケ

  • 2025.7.26

ママ友の家に生後3カ月の次男を連れて遊びに行ったときのことです。育児用ミルクを作るために、ママ友がお湯を沸かしてくれました。そしていざ、そのお湯を使おうとしたとき……私は戸惑ってしまったのです。

ママ友が用意してくれたミルク用のお湯に…

次男には生まれつきの障害があり、その親の会で何度か顔を合わせるうちに、次男と同い年の子を持つママと仲良くなり、初めてママ友宅にお邪魔することになりました。

事前の連絡で、ママ友から「○○くんミルクだよね? お湯はこっちで用意するよ。なるべく荷物少ないほうがお出かけのハードル下がるよね」と、やさしく気遣ってくれました。

そして当日、ママ友宅にお邪魔し、おしゃべりを楽しんでいると、次男のミルクの時間に。ママ友が「お湯沸かすね。うちは完母だからヤカンとかはないんだけど、お湯を沸かすときはいっつもこれ使ってるんだ~」と、卵焼き用のフライパンでお湯を沸かしてくれました。

「お湯が沸いたから、自分でミルク作ってもらっていい?」とママ友が言ってくれたので、私がそのフライパンをのぞくと、なんとお湯に油の膜が張っていたのです。「これでミルクを作るのはちょっと抵抗があるな」と思ったものの、気まずくてママ友には言えず……。

とっさに私は液体ミルクを出し「あ、ごめんね。今日はラクをしようと思って液体ミルクを持ってきてたの! いつもマグカップにお湯入れて、そこにこの液体ミルクを缶ごと入れて温めてるんだけど、マグカップ借りてもいいかな?」とお願いし、それで液体ミルクを温め、無事に次男に授乳することができました。

ママ友曰く、卵焼きを作るときもそのフライパンを使っているそうですが、「角があるから、スープとかコーヒー作るときに注ぎやすくて便利なんだよね」とのこと。なるほど、たしかに注ぎやすそうと思いつつ、ママ友は細かいことは気にしないタイプなのだなと感じました。


大人が飲むのであれば気にしなかったかもしれませんが、今回はまだ0歳児のミルクだったため抵抗を感じてしまいました。ママ友に悪気はなく、むしろ、やさしさからの提案だったので、それ以来も親しく付き合いを続けており、この一件をきっかけに、お出かけのときは必ず液体ミルクも持ち歩くようにしています。

◇ ◇ ◇

赤ちゃんのミルクをつくる際には、清潔な器具と安全なお湯を使うことが大切です。今回のように、普段調理に使っているフライパンでお湯を沸かした場合、フライパンに残っていた油分が混入する可能性があります。とくに、生後まもない赤ちゃんは、消化機能が未発達なため、油をうまく分解できず、下痢や嘔吐などの消化不良を引き起こすおそれがあります。ミルクの調乳には、必ず油分の付着していない清潔なやかんやポットを使いましょう。お出かけの際は、液体ミルクを持参して活用すると安心ですね。

著者:吉川 みきな/30代女性/平成20年生まれ、令和7年生まれの女の子と、平成30年生まれ、令和4年生まれの男の子の4児を育てている母。長女を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。

イラスト:きりぷち

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)


監修者・著者:管理栄養士 久野多恵

管理栄養士の資格を取得後、小児科に勤務。子育て中の親御さんの疑問や悩みが多い事に気づき、自身の学んだ栄養学を活かしたいと感じる。エビデンスに基づいた栄養指導の知識を深め、保健指導に尽力する。自身の出産・育児経験を経て、現在は、行政における乳幼児健診時の離乳食・幼児食相談、妊娠期相談を対面で行う。その他、離乳食教室や母親教室の講義を担当し、初めての子育てに不安なママさんへの疑問に向き合い、一緒に解決する機会を設けている。また、成人期・高齢期の栄養相談、講話なども行い、幅広い層への栄養知識を深める活動をする。1男1女の母であり、現在も子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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