“ビーサン”がドレスアップの最重要トレンドに!? 2026年春夏メンズコレクションの最新キーワード

満場一致！ ビーチサンダルがランウェイを席巻

ミラノとパリの2026年春夏メンズコレクションをざっと見渡せば、ビーチサンダルが最も支持を集めたアイテムのひとつであることは明らかだ。エルメス（HERMÈS）、ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）、ジョルジオ アルマーニ（GIORGIO ARMANI）、プラダ（PRADA）、ドルチェ＆ガッバーナ（DOLCE & GABBANA）、そしてルメール（LEMAIRE）やオーラリー（AURALEE）までありとあらゆるブランドがビーチサンダルを発表。とくに、定番のゴム製ではなく、レザー素材でラグジュアリーに仕立てられたものが目立つ。リゾートはもちろん、デイリーコーデのハズしとしても活躍するので、ひと足先に取り入れるのがオススメ。

ミニ丈ボトムはより短く

超ミニ丈のボトムがこれまで以上に頻出した。スタイリングとしては、トップにテイラードジャケットやシャツを選んで洗練されたバランスに整えるのがポイント。上半身を上品に仕上げ、ショーツと前述のビーチサンダルで崩す、攻めの最旬スタイルに挑戦して。

ついにメンズにもボーホーの波が到来？

シェミナ・カマリによるクロエ（CHLOÉ）の影響で、一気にウィメンズの大きなトレンドになったボーホーが、ついにメンズでも存在感を高めてきた。いかにもボヘミアンらしいチュニックや腰巻きスカート、総柄のスカーフ付きトップといった難易度の高いアイテムも、ぐっと現代的なムードへ昇華された。

アスレジャー再燃の予感

2025-26年秋冬までの数シーズンは、とりわけスーツがフィーチャーされていたが、打って変わって街で着られるアウトドアウェアがじわじわと人気を集めている。中でも近年、ストイックなスーツルックを貫いてきたサンローラン（SAINT LAURENT）が、シャツタイにアノラックを重ねたのは、今の気分を象徴しているのかもしれない。テクニカルなアウターをストリートで着るのは定番中の定番だが、次の春夏はそこにランウェイ発のエレガントなニュアンスが加わるはず。

Photos: Gorunway.com

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