7月25日の新月は獅子座で起こる──冥王星による刺激も相まって、人生が好転し新たな自分が誕生するとき

灼熱の太陽が眩しい季節がやってきました。12星座のなかでこの季節を支配するのは獅子座。7月25日の新月も、獅子座のエリアで起こります。獅子座という星座は、百獣の王である獅子の名を冠しているように、まさに「王者」を表します。ですがもちろん、本当の「王様」という意味ではありません。では、占星術での王者とは、何を指すのでしょうか。それは誰もが自身の人生においては“一国の主人”であり、「王者」であるということを象徴しています。自らの人生をどう設計し、どうアレンジし、何を成し遂げていくのか。そうした人生をプロデュースする力、それを司っているのが獅子座です。

一方で、自分自身をプロデュースするには、自分にどんな能力があるのかをわかっていないと人生を輝かせることができません。皮肉なもので、それがわかる人は意外と少ないのではないでしょうか。やりたいこととできることが異なっていたりして、思い描いた人生と違ってしまうことはよくあることです。自分の人生は自らが主役であり、自分で何もかも決められる「王」であったはずなのに……。もし今の自分がそんなふうに思うようなら、今回の獅子座の新月は、人生を軌道修正する絶好のチャンスかもしれません。

歩んできた道をリセットし、生まれ変わるとき

その理由は、7月25日の空模様に注目すると見えてきます。今回の獅子座の新月は、直前に土星と海王星と相性のいい配置になります。土星は物事を現実的にとらえる惑星で、実際に直面した課題にどう行動すればいいのか、その具体的な内容を私たちに教えてくれます。他方で海王星は理想や夢、癒しを表す星。なりたい自分を思い描く力を授けます。つまり今回の新月は、どうしたら夢や理想をきちんと実現できるのか、そのためには何をすればいいのかを示唆してくれる新月といえそうです。

さらに、爆発的なパワーをもつ冥王星も真っ向から新月に刺激を与えています。冥王星は「破壊と再生の星」といわれ、今あるものを壊して新たなものを再び作り出すのが役割。“やり直し”にはもってこいの星なのです。もし今まで歩んできた道をリセットしたいと感じているのなら、この冥王星のパワーを借りましょう。土星、海王星、そして冥王星という3つの惑星が、獅子座の新月に影響を与えているわけですから、再度理想の人生を立て直すには、最高のタイミングが揃ったまたとないフォーメーションなのです。

こういう運勢のときは、ちょっとしたことがきっかけで人生が好転することが多くあります。“ちょっとしたこと”とは星からのインスピレーションのようなもので、それをうまくキャッチできるかどうかが肝心。今回は新月の日の近辺で起こってきますから、この数日間はいろんなところにアンテナを張って感性を敏感にしておきましょう。

では、この時期に人生を軌道修正するきっかけに気づいたり、そのチャンスを引き寄せたりするためのヒントを12星座別に占ってみましょう。

【12星座別・新たな自分を生み出すためのヒント】

牡羊座

得意なことを行う。熱中できるものは何かを考える。仲間を探してみる。

牡牛座

引きこもって一人でじっくり考える。今食べたいものを今食べる。今の仕事以外に自分ができる職業を考えてみる。

双子座

チームを組む。利害関係のない友達か兄弟姉妹に相談する。未知のものに挑む。

蟹座

仕事の仕方を変える。貯金をやりたいことに使う。避けてきたことに向き合ってみる。

獅子座

旅行する。自分が苦なくできることは何かを考える。憧れる人や目標とする人の言動を観察する。

乙女座

自分を必要とする人や居場所はどこかを考える。継げるものがあるなら継いでみる。食事・運動・睡眠環境を変える。

天秤座

まず1回チャレンジしてみる。スマホのスイッチを半日以上OFFにする。何かを作る。

蠍座

毎日必ず行うことを1つ増やす。転職・就職情報を集める。すぐ友達を呼べる家にする。

射手座

1時間くらい歩いてみる。心惹かれる人をデートに誘う。本屋や図書館で気になる本を読んでみる。

山羊座

溜め込んでいたものを整理して捨てる。神社仏閣や歴史的遺産を訪れる。損得を考えてみる。

水瓶座

気になる動画を5本以上見る。発展している友人知人と自分の違いを考えてみる。生きる意味を自身に問うてみる。

魚座

貯蓄法や投資などお金の情報を集める。これまでの人生を子供のころから振り返ってみる。続けたいものとやめるものを決める。

夏の星座・獅子座はバカンスの取り方を教えてくれる

獅子座の新月にはもう1つの重要な役割があります。それをお話ししておきましょう。

1年のなかで獅子座が支配する季節は「夏」。だいたい7月23日ごろから8月22日くらいまでが、獅子座の季節です。そして、夏といえばバカンスのシーズン。獅子座は12星座のなかで、最もこのバカンスを必要としている星座なのです。心と体をゆっくり休め、レジャーを楽しみ、友人やパートナーと語り合い、充実した休暇をとると、秋以降のパフォーマンスが断然違ってきます。獅子座はそのことを十分わかっていて、どのような休暇の過ごし方をすれば力を養えるのかを、新月のときに教えてくれています。

夏休みをとって旅行に出かける人もいれば、帰省する人もいるでしょう。家でのんびり好きなことをやろうと思っている人もいると思います。では、この夏のバカンスをどのように過ごせば秋以降の運勢が充実するのか、新月の言葉に耳を傾けながら12星座ごとに占ってみましょう。今の自分に必要な休暇の取り方を知って、この夏は最高のバカンスにしてください。

【12星座別・この夏の休暇にすべきこと】

牡羊座

純粋に「楽しい」ことを、時間を忘れてやりまくる。楽しくないことは一切しない、くらいの覚悟で。フェス、イベント、ライブなど人が集まる熱気のある場所は最高のパワーチャージに。

牡牛座

ファミリーと過ごす時間をもつ。そこに必ず気づきや発見があるはずなので、リアルに会って話すのがベスト。それが難しいなら電話やメールで交流をもって。

双子座

会いたい人に会いに行く。その人が思わぬプレゼントをあなたにくれるでしょう。この夏に会っておかないと後悔することになるかも。

蟹座

バカンスのためにお金を使いましょう。ケチケチしないで、気前よく。お金を払った以上の見返りがきっとあるはず。また、お金を払っておくことが自分の身を守ることにつながる可能性もありそう。

獅子座

単独行動の時間をもって。バケーションのあいだにひとりで行動したときに、ラッキーなことが起きたり、素敵な宝物を見つけることできたりしそう。

乙女座

パワースポットを訪れましょう。それは自然の中にあります。人工的に作られたものではなく、山、海、川、天然の動植物が生息するところへ。とてつもない自然のエネルギーに包まれることが生きるパワーを授けてくれます。

天秤座

ふだんできないことを大胆に行いましょう。ちょっと冒険！ スリルを体験すると眠っていた感覚や才能が刺激されて起きてくるかも。

蠍座

仕事のことは忘れましょう。休みのあいだも仕事のことばかり考えていると、休み明けに脳が疲れていていい仕事ができなくなりそう。ここはスイッチをスパッと切り替えて。やると決めさえすればできる、と新月のお告げ。

射手座

とにかくあちこちに移動する。電車、飛行機、船、車、徒歩などでどんどん移動しましょう。移動している最中に、いろんなものが目に飛び込んできます。そこに幸運のヒントがあるはず。

山羊座

芸術に触れましょう。音楽を聴いたり、芸術に関する番組や動画をみたり。コンサート、ライブ、美術館などはエネルギーチャージできる場所です。

水瓶座

今まで読んだことのないジャンルの本、見たことのない種類の映画、興味のなかった動画などにあえて触れてみましょう。つまらないと決めつけないで。自分とまったくタイプの違う友人が勧めてくれたものにあたってみるのもよし。

魚座

1カ所滞在型の休暇が吉。家でも実家でも旅先でも、どこでもいいので丸一日ゆっくり過ごすことが必要。何もしない時間、ダラダラ過ごす時間、ぼーっとする時間が大切です。温泉、森林浴は最高の癒しに。

Text: Glorious Hoshiko Editor: Nanami Kobayashi

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