どこから計算するのが正解？「(3+4×2)+9÷3」→正しく計算できる？

今回は忘れてはいけない計算順序について振り返ります。

計算順序を間違えてしまうと答えも大きく変わってしまうことがあります。

大人になって計算問題を解く機会がグッと減ったので、忘れがちな正しい計算順序をしっかりと思い出していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(3+4×2)+9÷3

カッコもついているので、より注意が必要ですね。

この問題の答えは「14」です。

計算順序を確認して、丁寧に解いていきましょう。

足し算・引き算・掛け算・割り算のことを四則演算といい、これらが入り混じっている計算では計算順序に気を付けなければいけませんでした。

＜四則演算の計算順序＞
1.まずはカッコの中を計算する。
・掛け算・割り算→足し算・引き算の順
2.残りの計算をする。
・掛け算・割り算→足し算・引き算の順

では、この計算順序に則って一つずつ計算を進めていきましょう。

(3+4×2)+9÷3
=(3+8)+9÷3
=11+9÷3
=11+3
=14

慣れてきたら省略できる部分は省略したり、計算結果に関係ない部分は同時に計算してしまいましょう。

(3+4×2)+9÷3
=(3+8)+3
=11+3
=14

このように、計算結果に関係ない掛け算と割り算は同時に計算していけば途中式が短くなり、より暗算しやすくなりますね。

今回はカッコがついた四則演算の混合式を計算しました。

計算順序は「カッコ→掛け算・割り算→足し算・引き算」の順で計算をしていきます。

どんな問題を解くにしても基本となることなので、覚えておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

もう一問挑戦！

どこから計算するのが正解？「7−(5+4)÷3」→正しく計算できる？