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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「89+57+63+41」→暗算できる?

  • 2025.10.1
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計算問題に取り組むときは、まずはじめに式全体を確認することが大切です。

そして、どのような順序で計算をするのが簡単かを考えたうえで、計算を始めます。

今回は、そのような問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
89+57+63+41

足し算だけの計算です。「左から地道に計算をしよう」と考えなかったでしょうか。

間違いではないですが、もっと簡単な計算方法がありますよ。

解説

今回の問題の答えは「250」です。

この問題は、次のように計算ができます。

89+57+63+41
=(89+41)+(57+63)
=130+120
=250

計算の基本は「左から順に」ですが、今回のように足し算だけの式の場合は、どこから計算してもかまいません。

そこで、足し算をする組み合わせを工夫し、「89+41」「57+63」を計算します。

これは、どちらも「一の位が0」になるので、暗算でも計算できそうですね。

交換法則

足し算の順序を入れ替えるという計算の工夫は、日常生活でもよく利用するのではないでしょうか。

これは「交換法則」といいます。

<足し算の交換法則>
A+B=B+A

しかし、交換法則はいつでも利用できるわけではありません。例えば、引き算の場合は利用できませんので注意しましょう。

A−B≠B−A

「5−3」と「3−5」は結果が異なりますね。

引き算の場合は、負の数を用いて「負の数の足し算」として考えると、交換法則が利用可能になります。

(+5)+(−3)=(−3)+(+5)

どのようなときに交換法則が利用できるのか、注意しましょう。

まとめ

交換法則は、計算のさまざまな場面で活用ができます。

忘れていた方は、この機会にぜひ学びなおしをしてみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文・編集:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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