1. トップ
  2. 捨てづらい「子どもの作品」どう整理する?→溜め込まずに思い出を残すには?【整理収納アドバイザー監修】

捨てづらい「子どもの作品」どう整理する?→溜め込まずに思い出を残すには?【整理収納アドバイザー監修】

  • 2025.7.26
undefined

子どもが描いた絵や工作、学校で作ってきた作品は、親にとってかけがえのない宝物。でも、どんどん溜まっていくこれらの作品、整理に困っていませんか?「捨てるのは忍びない」「でも家が散らかるのはイヤ」「どんな方法で残せばベスト?」そんな悩みを抱える家庭は多いものです。

この記事では、作品を溜め込まずに賢く残すためのコツと方法をご紹介します。思い出をしっかり残しつつ、家の中はすっきりキープできる秘訣を一緒に見てみましょう。

子どもの作品、なぜ整理が難しい?見逃せない3つのポイント

子どもの作品整理が難しいのは、単に物が増えるからだけではありません。大きく分けて3つのポイントが影響しています。

まず一つ目は、「感情的なこだわり」。子どもの成長の証としてどれも手放すのがつらいものです。二つ目は、「作品の多様性」です。絵だけでなく、立体物や写真、作品の大きさも様々で収納しづらいのも要因です。最後に三つ目は「収納場所の確保が難しい」こと。限られた家のスペースでどうやって保管するか悩む人が多いですね。

さらに、子どもの作品を整理する際には「どうやって選別するか」も大切なポイント。すべてを保管するのは現実的でなく、価値や感情の基準を明確に持つことが、後で振り返ったときの満足度につながります。また、教育的にも、子ども自身に整理のプロセスを経験させることで「物を大切にする心」や「選ぶ力」を育てる効果も期待できます。

実践しやすい!溜め込まずに思い出を残す整理テクニック

それでは具体的にどう整理すればいいのでしょう?整理収納アドバイザーが推奨する代表的なテクニックを3つご紹介します。

1. デジタル化する

写真を撮る、スキャンしてデータ化する方法です。場所を取らず、一気に大量の作品を残せるメリットがあります。スマホで簡単にできるので気軽にスタート可能。ただし、写真の撮り方や保存方法には工夫が必要で、後で見返しやすくフォルダ分けやタグ付けをしておくと便利です。

2. 厳選して保管

「これは絶対残したい!」という作品だけを選び、専用のボックスやファイルにまとめる方法。定期的に見直して入れ替えるルールを作ると、常にスッキリした状態を保てます。大きな作品は、写真で記録して紙のものはファイルに収納するのがおすすめです。

3. アートブックやアルバムを作る

デジタル写真や実物の一部だけを使い、オリジナルの作品集を作る方法です。子どもの成長記録としても楽しめ、手作り感もあって家族みんなで見返す時間も増えます。最近は簡単にオンラインで注文できるフォトブックのサービスも充実しています。また写真を撮る際には、出来るだけ子ども本人と一緒に撮影するのがオススメ。何歳のときに作ったかがより鮮明に思い出として残せます。

見せる収納としては、壁にフレームを飾るギャラリーコーナーを設けて、入れ替えながら飾るアイデアも人気。常に見える場所だと子どもも誇らしさを感じやすくなりますよ。

作品も心もすっきり!整理のポイントを押さえて楽しく残そう

子どもの作品は親にとって大切な思い出であることに変わりありません。しかし物が増えすぎてしまうと、かえって大切なものの価値が薄れることも。整理収納アドバイザーの提案するポイントは「感情を押さえつけすぎず、でも選ぶ基準はしっかり持つ」「デジタル化など現代のツールを活用する」「見返す楽しみにつながる形で整理する」ことです。

気軽に始められる方法がたくさんあるので、無理せず自分のペースで実践してみましょう。

そうすれば、作品は思い出という宝物としていつまでも輝き続け、部屋も心も快適に保てます。子どもの成長を感じつつ、家族みんなが笑顔になれる整理術をぜひ取り入れてみてくださいね。



監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/ 
株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。