「あなたの家は大丈夫？！」玄関が散らかる“NG行動”と、スッキリ見せる３つのポイントを【整理収納アドバイザー】が解説！

2025.7.29

家の顔とも言われる玄関が、いつの間にか散らかってイライラ……

そんな経験はありませんか？実は、知らず知らずのうちにやってしまいがちな「玄関が散らかるNG行動」がその原因かもしれません。靴や傘、バッグがごちゃごちゃに散乱するだけでなく、見た目の印象も悪く、家全体の雰囲気まで重くなりがち。

しかし、ちょっとした心がけと収納方法で、驚くほどスッキリ片付き、お客様に自慢したくなる空間に変えることができるんです。この記事では、そんな玄関のNG行動とスッキリ見せる収納術を詳しくご紹介します。

玄関が散らかるNG行動とは？日常のクセを見直そう

玄関が散らかる主な原因は、いくつかの共通した“NG行動”にあります。

まず多いのが「靴の乱雑な置き方」。靴は毎日使うものだからこそ、つい脱ぎっぱなしになりがちですが、そのまま乱雑に置くと見た目が悪くなるだけでなく、動線も邪魔してしまいます。

さらに「玄関にものを置くクセ」も問題。例えば、郵便物やバッグ、子どもの学校グッズなど、“ちょっと置き”の習慣が積み重なると、あっという間に散らかった印象に。

加えて、使った傘をきちんと乾かさずに放置することも、湿気やカビの原因となり、さらに玄関の空気を重たくしてしまいます。

もう一つ意外なポイントは、「収納スペースを活かしきれていないこと」。せっかく収納棚やシューズボックスがあっても、無秩序に物を詰め込んでしまってはあまり効果的とは言えません。
しかも、頻繁に使うアイテムが奥に押し込まれ取り出しづらいと、物が玄関に溢れてしまう悪循環に陥ることもあります。こうしたNG行動をひとつひとつ見直すことで、玄関をスッキリ保ちやすくなるのです。

効果バツグン！プロもすすめるスッキリ見せる収納術3選

では、具体的にどのような収納術を取り入れればいいのでしょうか？ここでは、実践しやすく、しかも効果が高いおすすめの方法を3つ紹介します。

1.定位置管理で使いやすさアップ

まずは「定位置管理」が基本です。靴は必ず同じ場所に揃えて置く、鍵や日常よく使う小物は専用のトレイや小さいカゴを利用して一箇所にまとめることがポイント。こうすることで「どこに置いたっけ？」と探す時間が減り、散らかりにくくなります。

2.見た目にも美しいオープン＆クローズ収納を活用

玄関は来客からよく見える場所だからこそ、見た目も重要です。
シューズボックスの扉を活用し、中を隠す収納と、傘やバッグはオープンラックで取り出しやすく見せる収納を両立させると効果的。オープン収納では、アイテムごとにかごやボックスでまとめると整然として見えます。

ただし、見える場所だからこそ定期的な見直しは必須。衣替えのタイミングで前のシーズンに使わなかったものは処分する、などルールを決めて整理していきましょう。

3.季節ごとのアイテムは“出し入れ楽チン”の収納へ

玄関に置くアイテムには季節限定で使う物も多いですよね。例えば冬場はブーツ、夏は帽子や日傘など。これらは普段使わない期間は玄関から離れたクローゼットへしまい、使う季節にはすぐ取り出せるスペースを設けましょう。その際はキャスター付きのボックスなどにラベルを付けて可視化しておきましょう。こうすることで不要なものが玄関に残らず、スッキリ感をキープできます。

これ以外にも、「靴の脱臭・除湿グッズを活用する」「散らかしやすいものは専用のコンパートメントに分ける」など細かい工夫を加えるとより快適です。大切なのは無理なく続けられる仕組みを作ること。一度整えれば、その後の生活がぐっとラクになりますよ。

玄関の収納が少なく、物があふれている場合にはトランクルームもオススメです。シーズンオフの靴やアウター、アウトドア用品などを預けておくことで、限られた空間を最大限に活用できますよ。

いつもの玄関がまるで別空間！整える喜びを味わおう

玄関の散らかりは日々の小さな行動が積み重なってできていますが、逆に言えばその行動を見直し、正しい収納を心がければ簡単に改善できます。

今回ご紹介したNG行動の見直しと、3つの収納術を実践するだけで、通るたび嬉しくなる玄関が手に入ります。スッキリした玄関は、毎日の家族の気持ちを明るくし、来客時にも好印象を与える大きなポイントです。

さあ、あなたも今日から玄関のミニリフォームを始めてみませんか？収納が整った快適な空間で、毎日をもっと気持ちよく過ごしましょう。

監修者：坂上正洋（株式会社ストレージ王経営企画室/ 整理収納アドバイザー）

https://www.storageoh.jp/
株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。