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「それ実は、使いにくさの原因です。」クローゼット収納のNGを【整理収納アドバイザー】が解説

  • 2025.7.27
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

クローゼットの中がなんだか使いづらい。ものが取り出しにくかったり、探し物に時間がかかってしまったり、そんな悩みはありませんか?毎日使う場所だけに「使いやすさ」は重要ですが、つい陥ってしまいがちなNGポイントが隠れています。

今回は整理収納アドバイザーが、クローゼット収納でやりがちな「それ、使いにくさの原因ですよ!」というNGポイントをわかりやすく解説します。ちょっとした工夫で、毎日のストレスが大幅に減るかも?ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

なぜクローゼットは使いにくく感じる?NGポイントを掘り下げる

クローゼットの使いにくさ、一言でまとめると「使う人の動線や目的に合っていない収納」です。

多くの方がやってしまうNGは、「とにかく詰め込む」「収納ルールが曖昧」「高さや奥行きを無視した収納計画」などが挙げられます。例えば、季節外の服やあまり使わないものを前面に置くと、毎日の服選びがわずらわしくなります。反対に、よく使う服を奥にしまい込むと、毎回取り出すのが大変で時間がかかりますよね。

また、収納ボックスやハンガーのサイズがバラバラだったり、詰め込みすぎて無理矢理押し込んでしまうと、扉が閉まらなかったり、取り出すときに物が落ちてしまうことも。

こうした状態は「見た目が整っていれば満足」と錯覚しがちですが、実は使いやすさの観点ではマイナス。収納の目的は「見せる収納」だけではなく「使いやすさ」を叶えることにあります。

具体的な改善策とNG行動の回避法を知ろう

では、どうすれば使いやすいクローゼットになるのでしょうか?まず大切なのが「使用頻度に合わせた収納ゾーンづくり」。

特によく使う服やアイテムは取り出しやすい場所に置くのが基本です。頻度の低いものは上段や奥側にシフト。仕切りやボックスのサイズは統一すると、スッキリ感が増し管理もしやすくなります。さらにそのボックスもキャスター付きにすることで、奥まで見やすくすることが可能になります。

さらに、「洋服の種類ごとに収納方法を変える」のも効果的です。重ねて収納するとシワになりやすいニットやシャツはハンガーにかけ、差し込みやすいTシャツやインナー類は引き出しやボックス収納が適しています。

また、クローゼット内のライトをセンサー式にすれば、暗くて見にくいという問題も解消。加えて、収納に余裕を持たせることも重要。ハンガーの数を固定することで、洋服の増えすぎを防げます。詰め込みすぎは「探す手間」や「出し入れのストレス」につながるので、ぜひとも避けたいポイントですね。

どうしても物が減らせない場合には、冠婚葬祭用の衣類や布団、スーツケースなどクローゼットに収納するけれどあまり使用頻度の高くないものを、思い切ってトランクルームに預けてみるのもひとつの方法ですよ。

もう迷わない!クローゼット収納の使いやすさを手に入れよう

クローゼットは見た目だけでなく、使い勝手を最優先にした収納設計が肝心。

今回ご紹介した「詰め込みすぎ」「使用頻度を考えない収納」「高さや奥行きを無視した収納」は、誰もが陥りやすいNGポイントですが、意識して改善するだけでグンと快適になります。まずは一度、中身を全部出して、何がどこにあるか見直してみましょう。

ゆとりある収納と取り出しやすさのバランスを意識することで、朝のバタバタもストレスフリーになりますよ。ぜひ、今回紹介したポイントをもとに快適なクローゼット収納を実現してみてください!


監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/ 
株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。