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電話番号+1(833)からの怪しい着信→むやみに出ないで!→どこからかかってくる電話?対処法は?

  • 2025.8.4
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iPhoneをご利用中の方で、「+1 (833)」から始まる国際電話番号からの不審な着信に戸惑った経験はありませんか。

この番号の発信元は一見すると正規の業者のように見えますが、実際には細心の注意を払わなければいけない電話です。

そこで今回は、「+1 (833)」番号の正体や目的を解説し、適切な対処法を紹介します。

「+1 (833)」からの着信とは?国際番号から見る発信元の特徴

画像:筆者撮影

「+1」はアメリカやカナダなど北米地域の国際電話番号であり、「「833」は北米地域で利用されるフリーダイヤルの市外局番です。つまり、「+1 (833)」はアメリカ発の通話無料番号を意味します。

通常、これらの番号は企業や団体がビジネス目的で利用するものですが、個人宛に「+1 (833)」から直接電話がかかってくることは非常に稀です。さらに、それが日本国内に発信するというのは奇妙にも映ります。

一体、どんな理由で電話をかけているのでしょうか。

詐欺電話の具体的な手口

結論から言うと、このような電話は、身に覚えがない限り金銭的被害を狙う詐欺の可能性がかなり高いです。

通話料は相手持ちですが、「コレクトコール」で発信していると、電話をとるだけで通話料が負担になり、高額な料金を請求されます。

また、偽の請求や法的措置を装い、名前や住所、銀行口座情報を引き出す手口も有名です。取得した情報は、さらなる詐欺や不正取引に利用される可能性があり、十分に注意をしなければなりません。

さらには、SMSや音声ガイダンスで偽のウェブサイトに誘導し、個人情報を入力させる手口も巧妙です。これにより、クレジットカード情報などが盗まれる危険性があります。

警察には積極的な対策を望むところですが、現状具体的な特定は困難。海外の詐欺グループが関与している可能性が高いものの見過ごしている現状となっています。

対処方法と実例

そのため、もしiPhoneに「+1 (833)」からの着信があった場合、自分で身を守るしかありません。以下の方法は有効な対策となるので、すぐにでも実践してほしいです。

1|見覚えのない海外番号には応答しない

最も基本的かつ最強の防御策は、心当たりのない国際番号からの着信には応答しないことです。電話に出てしまうと、相手に有効な電話番号であると認識され、頻繁にかかってくる可能性が高まります。

2|折り返し電話をかけない

着信履歴に残っていたとしても、絶対に折り返し電話をかけないでください。国際通話料は高額になることが多く、意図せず高額な料金を請求されるリスクがあります。

3|番号検索で評判を確認する

着信があった番号が不審なものか確認したい場合、インターネットでその番号を検索してみましょう。「+1 (833)」で始まる番号は、複数の詐欺報告が確認され、営業電話の多くも迷惑電話として確認されています。

4|着信拒否を設定する

[電話]アプリで、着信履歴から該当番号をタップ。「この発信者を着信拒否」を選択し、ブロックします。

もし電話に出てしまったら…

万が一、誤って電話に出てしまい、不審な内容だった場合は、すぐに電話を切ってください。そして、個人情報を伝えてしまった場合は、速やかに警察や消費者庁に相談しましょう。

 

「+1 (833)」からの着信は、絶対に出ない

「+1 (833)」からの着信は、アメリカのフリーダイヤルを使った詐欺やスパムである可能性が高いです。

心当たりのない場合は、絶対に応答せず、折り返し電話も控えることが賢明な対応と言えます。詐欺・迷惑電話に対する正しい知識を身につけて、安全を確保してください。


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース