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「容量がパンパンすぎて写真が撮れない〜!」【iPhone】試してほしい!“バックアップすべきアプリ・不要なアプリ”の見極め方

  • 2025.7.31
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

iCloudの容量がいっぱいになると、写真や書類の保存ができなくなったり、iPhoneのバックアップが失敗したりと、不便を感じる場面が増えます。

そこで今回は、iCloudの容量を節約するための設定方法と、バックアップが不要なアプリ・必要なアプリの選び方を解説します。

 iCloudの容量を圧迫する主な要因とは?

あらためて、iCloudの容量を大きく消費してしまう要因を探ってみると、以下の3つがiCloudの大半を占めています。

・使っていないiPhoneやiPadの自動バックアップ
・写真や動画(iCloud写真)
・アプリのデータ(ゲーム、LINE、YouTubeなど)

なかには不要なバックアップで容量を圧迫しているものがあるので、バックアップをやめて節約しましょう

iCloudバックアップの見直して容量を減らす

無料で利用できるストレージ5GB。写真やアプリのバックアップですぐにいっぱいになってしまうことが少なくありません。必要か不要かを判断してバックアップの対象を厳選しましょう。

1|古いiPhoneやiPadのバックアップをやめる

すでに使用していないiPhoneやiPadがずっとバックアップされていることがあります。データ移行時に古いiPhoneのデータも移行しているので、削除しても問題ありません。

[古いiPhoneやiPadのバックアップを中止する方法]
1.[設定]から「自分の名前」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「iCloud」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「iCloudバックアップ」をタップ

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画像:筆者撮影

4.「このiPhone」の下にバックアップしている端末が表示されているので、選択をして「オフにしてiCloudから削除」をタップ

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画像:筆者撮影

2|写真のバックアップをやめる

次に、iCloudの大半を占める写真のバックアップを中止します。iCloudの仕組みを理解している方向けとなるので、わからない方は、そのままiCloud写真をオンにしておくことをおすすめします。

ここで最も注意したいのは、複数の端末でiCloudに画像をバックアップしている場合です。端末が手元にあれば画像を残すことは可能ですが、iPhoneを譲渡していると、画像はiCloud上にだけ保存されていることになります。

バックアップを中止すると、それらが消えてしまう恐れが高いので、現在使用しているiPhoneに必ず写真を保存(ダウンロード)してください。また、使用中のiPhoneに写真を保存する容量が足りない場合は、絶対に実行しないでください。

ただし、実際にはiPhone内にダウンロードできないことも多いです。iCloud上に保存されている画像はオリジナルの写真が圧縮されているので、解凍すると大きくなってしまうため、iPhoneストレージの容量がすでに不足するからです。

[写真のバックアップを中止する方法]
1.[設定]から「自分の名前」をタップ
2.「iCloud」をタップ
3.iCloudに保存済みの「写真」をタップ
4.「このiPhoneを同期」をオフにする
5.「写真とビデオをダウンロード」をタップ
6.前の画面に戻って「iCloudバックアップ」をタップ
7.使用中の「このiPhone」をタップ
8.「写真ライブラリ」をオフにする

iCloud写真でオフにしていても「写真ライブラリ」としてバックアップされることがあります。こちらをオフにしないと、バックアップは続くので、容量を節約する場合はオフにしてください。

なお、この設定をオフにすると、これまで撮り溜めた写真はiPhone本体のみにしか保存されていません。iPhone本体を手放すとデータ自体も手放すことになってしまうので、写真データのみGoogleドライブなどに移動するなどして保管してください。

3|アプリのバックアップをやめる

すべてのアプリのデータをiCloudにバックアップする必要はありません。とくに容量を多く消費するアプリの中から、バックアップをオフにしても問題ないものを見定めることが重要です。

バックアップすべき重要なアプリ

一方、端末紛失時の復元に備えてバックアップを残しておきたいのがメッセージ系のアプリとなります。

・LINE
トーク履歴は、iCloudバックアップに含まれるデータのひとつです。機種変更の際にトーク履歴を引き継ぐためには、LINEアプリ内でiCloudへのバックアップ設定をオンにしておきましょう。

・メッセージ/メモ帳/ヘルスケア
日常的に情報を保存しているアプリであり、バックアップをオフにすると復元できないデータが多く含まれています。 迷ったらオンのままにしておくのが無難です。

バックアップ不要なアプリ

ゲームやSNSはサービス提供会社のサーバーに保存されています。iCloudにデータを保存しなくても問題ありません。

・ゲーム関連のアプリ
多くのモバイルゲームは、SNSアカウントやApple IDと連携してゲームの進行状況を保存しています。数十GBというデータをわざわざバックアップする必要はありません。

・SNSアプリ
ログイン情報や投稿データがそれぞれのサービス提供会社のサーバーに保存されています。バックアップの優先度は低いです。

・YouTube
動画視聴履歴や設定はGoogleで管理されています。ローカルデータのバックアップは不要です。

・Netflix
視聴履歴やダウンロード済みの動画はサーバー側で管理されています。同じくiCloudバックアップは必要ありません。

[バックアップ不要のアプリを中止する方法]
1.[設定]から「自分の名前」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「iCloud」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「iCloudバックアップ」をタップ

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画像:筆者撮影

4.「このiPhone」をタップ

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画像:筆者撮影

5.「すべてのアプリを表示」をタップ

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画像:筆者撮影

6.さきほど選別したアプリをオフにする

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画像:筆者撮影

iCloudの容量節約は「選択と整理」がカギ

iCloudの容量は、不要なアプリのバックアップを見直し、写真の管理方法を工夫するだけでも大幅に削減できます。

無料の5GBプランでも、用途を絞れば十分に活用可能です。まずはバックアップ対象アプリを見直して、取捨選択してみてください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース