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サポート終了した【iPhone】どうなるか知ってる?→懸念点と“買い替え判断ポイント”を解説!

  • 2025.8.4
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

Appleでは、一定のタイミングでiOSのアップデートが実施され、残念ながら古くなったiPhoneはサポートが終了します。

多くの方は、iOSのサポートが終了するとiPhoneが使えなくなると考えているようですが、すぐに使えなくなるわけではありません。

そこで今回は、iOSのサポート切れに関する注意点と、「買い替えを検討すべき判断ポイント」について解説したいと思います!

iOSサポート終了=即使用不可ではない

iOSのサポートが終了すると、古くなったiPhoneモデルは新しいiOSのアップデートができなくなり、新機能に関しては利用ができません。

しかし、iOSのサポートが打ち切られたからといって、その時点でiPhoneが使えなくなるわけではありません。サポート終了後も、iPhoneは基本的な機能を使用する上で問題なく動作します。

たとえば、電話やメール、カメラ、既存のアプリの利用は、通常通り可能です。とくに、日常的な用途に限定している場合、サポート終了直後は大きな影響を感じにくいでしょう。

さらに、アプリも一定期間であれば問題なく利用可能<。最新の機能やアプリにこだわらないのであれば、すぐに買い替える必要はなく、長年使い慣れた機種をそのまま使用できるでしょう。

セキュリティに関する誤解

また、セキュリティ面において、個人情報漏洩やマルウェア感染のリスクが高まりますが、重要なセキュリティアップデートは古い端末でも提供され続けます。

セキュリティリスクを最小限に抑えられるので、iPhone 6やiPhone 7といった古い機種でも問題なく利用しているユーザーがいるほどです。

iOSサポート終了による懸念点はアリ

ただし、古いiPhoneを使用していくうえで懸念点はあります。

・アプリが徐々に非対応に
Appストアに並ぶアプリは、年々新しいiOS向けに最適化されていきます。古いiOSではアップデートできない、インストールできないアプリが増え、利便性が下がることがあります。

・機能制限により使い勝手が低下
新機能が使えないため、最新機種との間に操作性の差が広がっていきます。結果として、使用感に負担を感じる可能性があります。

・修理ができなくなる
Appleの公式サポートでは、製品の販売終了から一定期間が経過すると修理サービスが受けられなくなります。とくに、Appleが販売店への供給を停止した日から7年以上が経過した「オブソリート製品」に該当すると、ハードウェア修理サービスが提供されません。

買い替えを検討すべき判断ポイント

iPhoneの買い替え時期は、個々の使用状況や重視する点によって異なりますが、以下のような状況に陥ったら検討してみるといいでしょう。

1|使用中のアプリが使えなくなったとき

日常的に利用しているアプリが起動しなくなったり、アプリ側のサポートも終了しアップデートできなくなった場合は買い替えを検討すべきタイミングでしょう。とくにLINEなど連絡手段に関わるアプリが使えない状態は深刻<となります。

2|セキュリティに不安が生じたとき

ネットバンキングやECアプリなど、機密性の高いサービスを利用している場合は、注意が必要です。不安がある場合は早めの機種変更が望ましいでしょう。

3|バッテリーの劣化が著しいとき

一応使えてはいるものの、バッテリーが1日持たない、突然電源が落ちるといった症状がある場合は、使用継続は困難。修理費用をかけるより、新機種への乗り換えた方がコスト面でも効率的となります。

不具合が目立ってきたら買い替えるタイミング

iOSのサポートが終了したiPhoneは、すぐに使えなくなるわけではなく、基本的な使用は可能です。しかし、アプリの非対応化や物理的な損傷など、不便が少しずつ増えていきます。普段使っているアプリの挙動や端末の状態を見ながら、「いつまで使えるか」を冷静に判断して買い替えを検討してみてください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース