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「ケーブル以外にも要因が!?」【iPhone】『充電してるのにバッテリーが増えない…!』時に試してほしい対処法。

  • 2025.7.10
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

iPhoneを充電しているのに、バッテリー残量が一向に増えない……

そんなトラブルに直面した経験はないでしょうか。充電マークは表示されているにも関わらず、%表示は一向に変わりません。

そこで今回は、その原因をハードウェアとソフトウェアの観点から整理し、具体的な対処法を紹介したいと思います!

ハードウェアが原因でバッテリー残量が増えない場合

充電器に接続してもバッテリー残量が増えない場合、まず物理的な問題がないかを確認することが重要です。

1|充電ケーブルやアダプターの不具合

充電ケーブルやアダプターの破損、あるいは純正品ではない互換性の低い充電器の使用が、充電の妨げとなることがあります。特に、ケーブルの断線やアダプター内部の損傷は目に見えにくいため、別の充電器やケーブルを試してみるのが効果的な確認方法です。

対策①:充電器とケーブルの確認

別のLightningケーブルやUSB-Cケーブルを試します。可能であれば、Apple純正品やMFi認証を受けた製品を使用すると良いでしょう。

対策②:電源の確認

接続しているコンセントやUSBポートが正常に機能しているか確認します。別の電源に接続し、正常に動作するか確認しましょう。

2|充電ポートの汚れや損傷

スマートフォンの充電ポートにほこりやゴミが詰まっていると、充電器との接触が悪くなり、電流が正しく流れなくなる場合があります。長期間使用しているデバイスでは特に注意が必要です。

対策①:充電ポートの清掃

電源を切った状態で、静電気防止ブラシや新しい爪楊枝などを使い、充電ポート内のほこりやゴミを優しく取り除きましょう。エアーダスターの使用も効果的です。

対策②:専門家への相談

ポートの損傷が疑われる場合は、Appleサポートまたは正規サービスプロバイダーに相談しましょう。

3|バッテリーの劣化

iPhoneに内蔵するリチウムイオンバッテリーは、充電サイクルを繰り返すことで徐々に劣化が進みます。バッテリーの最大容量が80%を下回ると、次第に充電効率が悪化し、充電器に接続してもなかなか残量が増えないという事態が起こりえます。

対策①:バッテリーの状態確認

iPhoneのバッテリーの最大容量を確認し、最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリー交換を検討しましょう。

[バッテリーの状態を確認する方法]

1.[設定]から「バッテリー」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「バッテリーの状態と充電」をタップ

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画像:筆者撮影

3.バッテリーの「最大容量」が表示される

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画像:筆者撮影

ソフトウェアが原因でバッテリー残量が増えない場合

ハードウェアに問題がないにもかかわらず充電が進まない場合、ソフトウェアやシステム設定に原因がある可能性が高いです。

1|iOSのバグや設定の問題

一時的なシステムエラーやソフトウェアのバグによって、充電状態が正しく認識・表示されないことがあります。

対策①:iPhoneの再起動

一時的なシステム不具合は、デバイスの再起動で解決することが多々あります。

対策②:iOSのアップデート

最新のiOSバージョンにアップデートします。これにより、システムの問題が解消されることがあります。

[iOSのバージョンを確認する方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「ソフトウェアアップデート」をタップ

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画像:筆者撮影

3.iOSのバージョンを確認、アップデートを行える

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画像:筆者撮影

対策③:バッテリーの割合表示設定の確認

バッテリーの割合表示を一度オフにしてから再度オンにすると、表示がリフレッシュされる場合があります。

対策④:「最適化されたバッテリー充電」をオフに

「最適化されたバッテリー充電」を一度オフにすると、保留することなくバッテリーが充電される場合があります。

2|バックグラウンドアプリの影響

バックグラウンドで大量のアプリが動作していると、充電量を上回る電力消費が発生し、結果的にバッテリー残量が増えないように見えることもあります。

対策①:バックグラウンドアプリの終了

使用していないアプリがバックグラウンドで電力を消費していないか確認し、不要なアプリは終了させます。

[不要なアプリのバックグラウンド更新をオフにする方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「アプリのバックグラウンド更新」をタップ

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画像:筆者撮影

3.不要なアプリの更新をオフにする

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画像:筆者撮影

3|過熱による充電制限

iPhoneが発熱すると、バッテリー保護のため充電が停止します。

対策①:充電中は涼しい場所に移動

充電中は涼しい場所に移動するのがおすすめです。もちろん、直射日光や高温環境を避けましょう。

対策②:ケースを外す

ケースをしている場合は、ケースを外し、放熱を促しましょう。

4|設定の競合やシステムファイルの破損

多数の設定変更やアプリのインストールによって、システム設定が複雑になり、充電機能に影響を及ぼしている可能性もあります。

対策①:設定をリセット

最後の手段で、すべての設定を工場出荷時の状態に戻し、iPhoneをリセットします。
リセットしてしまうと、個別の設定が失われるため、何を試しても改善しない、最後の手段として試すようにしましょう。

[すべての設定をリセットする方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「転送またはiPhoneをリセット」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「リセット」をタップ

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画像:筆者撮影

4.「すべての設定をリセット」をタップ

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画像:筆者撮影

これらの対処法を試してもバッテリー残量が増えない場合、Appleのサポートに相談することがおすすめです。

まずは物理的な問題から解消してみましょう!

iPhoneのバッテリー残量が増えない問題は、ハードウェアからソフトウェアまで多岐にわたる原因が考えられます。

ひとつずつ切り分けることで原因を特定できるので、まずはケーブルやポートの確認、バッテリーの状態チェックをしてみてください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース